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古くさいなんて言ってられない!今こそ味わい深い俳句の世界へ

ひょんなことから俳句のワークショップに参加しました~。

俳句って古くさいな~なんて思ってましたけど、俳句ってとにかく自由なんだよ~って聞いて興味をもちました。

とにかく基本形をおさえて作ってみよーってことでやってみました。基本形ってのは、五七五、季語(使わなくてもOK)、「や・かな・けり」などでリズムをととのえてみる・・これだけ。やってみると、できるもんです~。

いろんな方の俳句を読んでみてわかったことは「?」が当たり前の世界なんだ~ってこと。「どういうこと?」「何が言いたいんだろう?」「どういう状況なんだろ~?」とか、そういう「?」であふれるんですよね。パッと聞いて、パッと理解できないのが通常運転みたいなんです。

普段の生活ではそうはいかないですよね~。どうかすると伝わらなくてイライラのタネにもなりそうなことが、俳句の世界では、味わいとなってる。不思議すぎる。

あと、魅力的に感じたことは俳句って自分で詠んだ後に相手に、ああだこうだ説明するものでもないらしく、もう詠んだ句がすべてなんですって。だから、読み手に委ねられるんですよね~、解釈っていうのかな。

ということは、読み手も別に作った人の意図だの情景だのを、そのまま写しとらなくていいというか。半分は作り手、半分は読み手、その共作でひとつの作品となるような考え方が、すごくいいなと思いました。そういう意味でも俳句って、時空を超えて自由だ。

ってことで、今日個人的に好きだった句がこちら。

見えそうな金木犀の香なりけり

津川 絵理子

「見えそうな」っていいよな~って。どこからともなく香ってきてね、キョロキョロしちゃう感じ。急いでると決して気づけないし、それどころではない。日々の中で、こういうことに気付けるペースで生きていきたいな~、と思いました。

わからないが味になる、わからないから惹かれる俳句の世界、あなたもどこかで足を踏み入れてみませんか?


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