星井きなこ

エッセイスト・臨床心理士| 日々のことばやまなざしを大切にしています。読むことであなた…

星井きなこ

エッセイスト・臨床心理士| 日々のことばやまなざしを大切にしています。読むことであなたの身体がふっとゆるみ、ちょいと口角が上がってくれれば嬉しいです。

マガジン

  • エッセイのある日常。

    暮らしの中で感じる「ひっかかり」にフォーカス。デイリー記事より一歩踏み込んだ記事をお届けしています。わたしなりの意見や物の見方、感じ方を知ることで「こんな人もいるんだなー」と面白がっていただければと思います。 月に4つ記事をお届けします。

  • ブックガチャ

    毎月一冊の本をご紹介。テーマは「読むとふわっと心が軽くなる本」。やさしい言葉で書かれていて、読みやすい本オンリーです。自分ではなかなか手に取らない本の世界を体験してみませんか?

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    行きつけのカフェに置いてあるノートに書きつける感覚で、日々を綴っています。いろんなことを思いながらも今日がいい日だといいです。無料公開は1週間限定です。その後は有料記事となります。

  • 人との関係。

    人づき合いがめんどうすぎる。それでも・・時には人との関係で「生きててよかった」と思えてしまうことも知ってるから。あれこれ工夫するのみです。そんな試行錯誤の記録。

  • こころばかり

    話題にしてくださった記事たちです。 ご紹介ありがとうございます。

最近の記事

  • 固定された記事

はじめましてのご挨拶。

どもどもー。 今回は簡単な自分語りとマガジンの紹介をします。 【ストーリー】 幼いころから大人しい子でした。内で思うことはあるものの、それを表出することにあまり意味を見出せませんでした。詩人ルーミーの言葉を借りるなら「私は口を閉ざし100種類の沈黙であなたに話し掛けた」というのがぴったりです。けれども社会との距離が近くなるにつれ、そうはいかなくなりました。 だんだんと「コミュニケーションが苦手な人」というレッテルを貼り、一方では「そんなはずない」気がしていました。心理の

    • 平成生まれの心くすぐるおもちゃ3選。

      「最近ハマっていることは?」と尋ねられたら「メルカリっ!」と返しても問題ないぐらい、毎日のように取引を楽しんでいる。 売り上げたお金の残高が増えてくると、気になったものをすぐポチってしまうのは、きっとユーザーあるあるでしょう。 商品を見ていると、思いがけず「な、懐かしすぎる~~!!!」と歓喜する瞬間が訪れます。 何かというと、昔好きだったおもちゃと再会を果たしたときだ。 てなわけで、突然ですが・・・ 平成生まれの心くすぐるおもちゃを3つご紹介します。 では、早速い

      • 見えたらいいのに、内省筋肉。

        4月29日(月)本気でかっこよ。 NHK「世界はほしいモノにあふれてる」でイタリア文具特集があっていた。うっとりする~。ガラスペンきれいだったな。使い心地どんなんだろう。・・あれ?そういや愛用してる万年筆、SAILORはどこのブランドだっけ?と調べたらJAPANだった。JAPANすごい。HPに書かれていた言葉が本気でかっこよ。何度も読み返す。 4月30日(火)記憶にございません。 5月1日(水)軽々しく「好き」と言ってきたんじゃないか 陶芸家・アーティストの鹿児島睦さんの

        • 妥協と我慢の違いは、その状況の解決や停滞を打破する目的があるかどうか、と聞いてなるほどと思った。 本日あら煮定食完売で、妥協して選んだちょい寿司セット。

        • 固定された記事

        はじめましてのご挨拶。

        • 平成生まれの心くすぐるおもちゃ3選。

        • 見えたらいいのに、内省筋肉。

        • 妥協と我慢の違いは、その状況の解決や停滞を打破する目的があるかどうか、と聞いてなるほどと思った。 本日あら煮定食完売で、妥協して選んだちょい寿司セット。

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        • 人との関係。
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        • こころばかり
          7本
        • 人気記事まとめ-2023-
          15本

        記事

          わたしたちは美しさに遠慮してる場合じゃない。

          陶芸家・アーティストである鹿児島睦さんの展覧会「まいにち展」へ行ってきました。 「まいにち展」という名の通り、日々暮らしで使うものたちが展示されている。例えば食器、手袋、おやつの箱、オブジェなどなど。 それらを目にして、想う。 「かわいすぎる」 「普段使いじゃない」 「高価だから」 ・・わたしには見合わない、と。 美しいものを目の当たりにして、こんなことを思う自分が情けなかったし悔しかった。 どうして素直になれないんだろう。 美しさとは裏腹な気持ちを抱いたまま、

          わたしたちは美しさに遠慮してる場合じゃない。

          とりあえず好きとしておかないと怖かった。 ほんとうに好きなものごとにずっと出合えないのは、寂しい人生になりそうだったから。 大丈夫。 ちゃんと好きなものごとに出合えるから。

          とりあえず好きとしておかないと怖かった。 ほんとうに好きなものごとにずっと出合えないのは、寂しい人生になりそうだったから。 大丈夫。 ちゃんと好きなものごとに出合えるから。

          近所のどーでもいいことが気になって。

          この頃夫の仕事は夕方からが多いので、それまでお互い自由に過ごしている。 その夫が、こんなおもしろいことを言っていた。 「昼に仕事行かなくなって、近所が気になるようになった」と。 この場合「あの人仕事行ってないんじゃないの?」とか「車いつもあるけれど何してるのかしら」っていう世間の目を気にして、ではなくって。 暮らしの中で感じる「ちょっとした」こと。 例えば、近所の習字教室の前に、迎えの車がずっととまっているのが気になる、とか、ガスの検針っていつ誰が来てるとか全然知ら

          近所のどーでもいいことが気になって。

          がんばりすぎて燃え尽きずに働きたいだけ。

          マガジン:エッセイのある日常。(2024.4 #4) 本の企画書を書くにあたって、バーンアウトについて調べてみた。バーンアウトとは、それまで熱心に仕事をしていたにもかかわらず、突然やる気をなくしてしまうこと、らしい。 だいたいわたしは「診断名」や「症候群の名前」に、強烈な拒否感がある。 つまり、診断されるのが大嫌いなのだ。症状に応じてなにか診断がつこうものなら、身体にポストイットを貼られるような感覚に陥る。すぐにぺりっと剥がしてくしゃっと丸めたくなる。

          がんばりすぎて燃え尽きずに働きたいだけ。

          自分の知ってることは、ほんの米粒ほど。

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          自分の知ってることは、ほんの米粒ほど。

          楽しく書ける日もそうじゃない日も。

          note読み続けたら「この人、いま記事書くの楽しいんだな~」ってなんとなーく感じるようになりました。 そういう記事を目にすると羨ましくもある。そして自分に目を向ける。 「わたしは、こんなにも楽しそうに書けてる?」 答えは、そうともいえるしそうでないともいえる。だからと言って「楽しそうに書かなきゃ!!!」とか「楽しく書けないわたしって・・」なんてもう言わない。現状把握できればよし、とする。 そんなことより大事なのは、淡々と書き続けるのみだとやっと実感してきた。楽しかろう

          楽しく書ける日もそうじゃない日も。

          絵本が働くことの本質を教えてくれた。

          BOOK GACHA #3(2024.4) 4月はこんなときに読みたくなる本をご紹介します。 ◎発想の転換を目の当たりにしたいとき ◎はたらくって何だ?を考えたいとき ◎はたらくことへの意識を変えたいとき 新年度がはじまりなんだか気忙しい・・という方もおられるかもしれません。そんなときはさくっと読めて「ふふふ」となりましょう。 今月は絵本の紹介です。 絵本だからってあなどっちゃいけません。 大切なことをたくさん教えてくれます。 自分のまなざしだけでなく、この本のまなざ

          絵本が働くことの本質を教えてくれた。

          呼吸するのが待ちきれないっ。

          呼吸するのが待ちきれないっ。

          悩みが解決しないと先に進めないと思ってた。

          そう思ってたフシがあるなーって。 小さいときから、悩みがちな人間だったと思います。気にしいっていうんですかね。常にモヤモヤしてるような。それをなんとか解決しようと思って、心理学を学んだりカウンセリング受けたりしてきました。 すぐに解決できるんなら、わざわざカウンセリングまで行かないですよね。というのも、モヤモヤを「ある」から「ない」にするのが目的だと思ってたんです。そうじゃなきゃ前に進めないと思い込んでたんです。なので、ずっと足止めくらってんなーみたいな感覚がありました。

          悩みが解決しないと先に進めないと思ってた。

          ゴッホをみていて「価値」がわからなくなりました。

          【マガジン:エッセイのある日常。(4月 #3)】 動くゴッホ展へ行ってきました。 たしかに動いてましたよー。 瞬きしてる絵とか、ハリポタの世界みたいでおもしろかった。 生涯で一枚だけ売れたというゴッホの絵。 人生に幕を閉じてから、有名すぎるほどの画家となった。 ・・・ゴッホに思いを馳せるとき「やっぱり生きてる間に多くの人に見てもらいたかったんじゃないか」と思う。けれども、生きてるうちには売れなかったという・・このストーリーがあまりに印象に残る。美化されてる・・というか

          ゴッホをみていて「価値」がわからなくなりました。

          店にあったプロ野球チップスを買い占めてきた

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          店にあったプロ野球チップスを買い占めてきた

          ことばにする日もしない日も。

          ことばにする日もしない日も。