自己啓発本による自己肯定感低下のお知らせ。

 こんばんは、こんには。
 40年間自己肯定感低めで卑屈に生きている独身女です。話題に対して真っ先に否定的な感想が思い浮かび、それを素直に言ってしまい、毒舌と言われた過去を持つため、他人との会話は常に思い付いた言葉を飲み込み、それが相手にどう伝わるかシュミレーションした後、無難と思われたものを吐き出すようにしています。
 その為、会話に時間を要し、「あ、ええと、あ、その……」と穴埋めの繋ぎの言葉だけが増えていき、あっという間にコミュ障の完成です。
 ポジティブ人間から自己肯定感を高める方法だの、自己啓発だのを薦められて、読んで理屈がわかったところで、真っ先に思い浮かぶのは自己肯定感低めで卑屈でネガティブな言葉の数々。それらを叩き潰してから学習の結果を口にするので、やっぱり時間はかかるのです。
 どうしてそうなんだろうね? と問われても、もって生まれた性格だからとしか言えそうにない今日この頃。自己啓発系の本を読んで参考になったと言える人って、本当に素直な人なんだろうな……1頁読み進める毎に否定的な言葉が溢れ出てきて、最終的には自分のネガティブな性格の再確認で終わります。
 出来る人間を見る苦痛。
 苦痛と思ってしまう自分への絶望。
 ああ、もう、死ぬまでこうなんだろうな。諦めと共に、どこかにいるかもしれない私以外のネガティブ人間に、それでもなんとか40年も生きてますよと言いたい眠れぬ夜なのでした。

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