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人生はだれが決める?

よく、「最後に決めるのは自分自身だから」という。

本当にそうなのか。

私は、この言葉を、どこかで理解しているものの、どこかで理解していない。


ヒトは、生まれるトコロを選べない。場所、親、あらゆる要素の中に、ある日ぽんっと投げ込まれるように、生を受ける。

生まれてからも、出会う人を選ぶことはできない。そしてその出会う人によって、人生は幾分にも変わっていくと思うのだ。26年間それなりに人生を生きてきた。その中である出会いが、その人の人生を、良くも悪くも、がらっと変えてしまうことをみてきた。


例えば、進路を決めるとき、「ここにしよう」と思ったとする。

これは果たして、本当に自分が決めたことなのか。

自分で言ったようで、そこに至るまでの、他人への相談であったり、自分のいた環境によって形成されているのではないか。自分で選んだようで、他人の影響が根拠で決断しているのではないか。

「その人がいなかったら違う決断をしていた?」

意識の中で、自分という存在から離れて、外から自分を見つめてみると、こんな考えが湧いてくる。

だとすると、自分の意志とはなんなのか。

何かに悩むとき、ときたまこの思考回路に迷い込む。
考えてもよくわかんなくなって、それで考えることをやめる。

けど、そういうときは、
なんだか自分が、無力な 消えてしまう泡のような 透明人間のような、そんなものに感じるのだ。


人生はだれが決める?

あなたは、この問いになんと答えますか。

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