エレガントな日常/人の真似をしても同じにならないユニークさ
ピーンと来たら行動は早い私です。
いいえ。
その時はピーンと来たかどうかなんて考える余裕もなく体が動いています。
今回もそう。
「人の記事見て我が記事にせよ」
(すみません。今勝手に作った言葉です)
note仲間の『山林』様の記事を読んで身体は即行動開始!
真似っ子して同じメーカーのジーンズ買っちゃった〜。
ふふふ。
探していたのです。
ブーツカットのかっちょいいジーンズを。
渡りに船とはこのことですね。
出不精、検索不精の私はnoteをやっていて良かった!と、つくづく思いました。
向こうから勝手に素晴らしい情報が流れてきたのでした。
真似した、ストーカーだと言われようが構わないのです。
だって山林さんは海外に住んでいるしバッタリ会って気まずい思いをすることは皆無に等しいもんね。
もし山林さんが日本在住だったのならちょっと買うのはためらったと思います。
なぜなら、、、
彼女と私の身長差はおおよそ25cmもあるのよーーー。
(神さまのイジワルーーー)
同じジーンズを履いて万が一バッタリどこかで遭遇しようものなら私は恥ずかしさのあまりダッシュして逃げるか、
ジーンズを履き捨てて逃げることでしょう。
(そのまま交番で保護してもらう)
『Ariat』というメーカーのジーンズです。
渡りに船の記事を読んですぐさま検索。
楽天にて購入しました。
しかも他は売り切れなのに私のサイズだけが1点が売れ残っています。
もうこれはお導きです。
ポチっ。
キタキター。
ドキドキの試着です。
通販に記載されているサイズは当てにはなりません。
履いてみるまでは分からないのです。
ずぼっ。(右足)
ずるずる。
ずぼぼっ。(左足)
スーッ(息を吸ってお腹を凹ませる)
ボタンを閉める。
(アレ?)
あれれー?!
簡単にボタンも閉まりましたし、ヒップも太ももも思ったほどピチピチしません。
履き心地いい〜!
人生で初めてクオリティの良いしっかりとしたジーンズに巡り逢えました。
(でも山林さんがおっしゃるほど柔らかい生地かなぁ?)
この時点では異なるデザインを購入したことに気づいてなかったのです。
まぁ、いいや。
気に入ったのは確かです。
もうワンサイズ小さくても良かったかなとも思いました。
表示されていたサイズよりもたっぷり目でした。
ミッドライズだったのでお腹が楽です。
ただ、ベルトがないと下がってきそう。
(あぁ、ここで運命のお導きかなー?実は前から欲しいベルトあるのよね、、、2万円の、、、高っ)
さて、ここからが一仕事です。
152cmの私はどんなメーカーのものを買っても長ーくカットしないと履けません。
一番美しい裾のラインを無惨に切り刻む悲哀を人生で何度味わってきたことでしょう。
特にブーツカットはデザインそのものが変わってしまいますが、やむを得ません。
だってそれほどまでにシルエットが好きなのです。
裾を詰めて、あらためて着心地を確認しました。
後ろポケットの位置が秀逸です。
お尻の形をさりげなく隠してくれています。
それに前ポケットも深々として丈夫。
手をスッポリと入れられる心地よさ。
今履いているジーンズはポケット内側の生地が薄々、深さも無い上に私の骨盤でピチッとされて中にハンカチを入れるのも一苦労だったのです。
今回買ったのはミッドライズでした。
私はローライズ寄りのほうがお腹の肉に優しい感じがして履きやすいのです。
このミッドライズも腰に引っかかる感じがちょうどいい〜。
裾詰め依頼をしにお直し屋さんへ持ち込みました。
どことなくオシャレなマダムが対応してくださいました。
白髪混じりのボブに上品で渋い色のマニキュアを施し、変わったデザインの指輪を何個かつけています。
こう言っちゃ変ですが、お直し屋さんで働いているよりも実業家とか芸術家のほうがピッタリの雰囲気。
持ち込んだジーンズを見て
「お直しすると、この裾の独特ステッチがなくなりますが大丈夫ですか?」
「はい。似たような色の糸で縫っていただければ、、、」
いつもそのようにしてもらっていますし、カットする時点で私はデザイン崩壊が当たり前と思っているので何気なく答えました。
「本当によいのですか?このデザインの裾ではなくなりますよ」
念を押されるので私は
「(ファイナルアンサー?!)」
と、まるで詰め寄られたようなドキドキ感に包まれました。
しばらくドキドキして答えが出てこなくなって黙ってしまいました。
やっと声を振り絞り
「でも、、ここ以外に、、、どこへも依頼するところがないから、、、(小声)」
変な答えかたをしてしまい焦りました。
マダムはテキパキと伝票を出して私の名前や連絡先を書きました。
「14時に出来あがります。明日は定休日なので早く仕上げます」
えぇー?!
すごい。
ここはいつも夕方の仕上がりです。
なのに3時間もかからずに受け取れるなんて。
ジーンズを受け取りに行きました。
そこでまさかの大感動が待っていたとは夢にも思いませんでした。
「こんにちは〜。ジーンズを取りに来ました」
「ここのステッチ同じ糸にしましたからね」
「???」
「ホラ、ここ。カットしたジーンズから糸を解いて、その糸で新しい裾を縫いました。こうすれば色が合ったでしょ?」
え?
えー?
うぇぇぇーーっ???!
芸術家風マダムはわざわざ糸を解いて、巻いて、ミシンに取り付けて縫って下さっていたのです。
「ちょうど巻きつけられる長さだったのよ」
「、、、すごい、すごい!ありがとうございます!信じられない!、、、感動しました!」
↑こんなに流暢には言葉は出てこなかったのですが、ポツリポツリ、じわじわと感動と感激の波を言葉として捻り出しました。
(これぞ本当の職人だ、、、)
お礼の言葉をちゃんと言ったことを自分でも確認してお店を後にしました。
だんだんと涙が込み上げてきます。
クライアントと洋服とご自身への敬意を感じました。
人の心に寄り添って
洋服にも敬意を払い最善の形にする。
そしてご自身の職人としての純粋なプライドもそこに形として残す。
そんな風に感じて胸が熱くなりました。
必死に涙を堪えてグッと我慢。
外で泣くのはどうも私は恥ずかしくて出来ません。
感動をいただき、私もピュアな気持ちに心が開かれました。
おかげで少し迷っていたことを決断出来ました。
お花屋さんへ直行です。
なんだか今日はお花が気になっていたのです。
でもお花は私にとって贅沢品のカテゴリー。
(わざわざ高いお金出して買わなくてもいいか)
と、スルーしていましたがピュアな心になって気持ちに従うことにしました。
やっぱり私は5次元世界に(愛の世界)移行したのかもしれません。
欲しい情報がひょんなことからゲットして、
直観と本能のままに行動して、
美しいお心遣いや技術に触れて感動しています。
うん。
このまま突き進んでいく!
私は今日もエレガント。
山林さん、私の隣に並ばないでね。
帰国する時はお知らせくださいね。
(ジーンズ履かないから)
そして。
素敵な記事をありがとうございました!
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