将棋を金もうけの道具にする
現在将棋は藤井聡太竜王のデビュー以来打ち立ててきた新記録によって、広く国民に受け入れられて、メジャーな頭脳スポーツとしての地位を確立してきている。 一昔前は、羽生九段が将棋界を牽引していたが、今は藤井聡太がその役を担っている。 地域活性化のためにタイトル戦の番勝負の開催地に立候補する自治体と企業体も増えて来つつあり、将棋界には絶好の風が吹いている。 他のスポーツ競技のように入場料を徴収して運営資金に充てるようなカテゴリーのスポーツでもなく、棋戦を主催するスポンサーさんからの拠出金が棋士の収入や棋戦運営や優勝賞金に充てられている。 近年では企業の体力低下に伴いより多くの拠出金を得るため特別協賛の形で企業のお世話になっている。 将棋や相撲などが人気を保ってきたのは、新聞紙上に対局棋譜が無料で掲載されたりして、コアなファンを惹き付けてきた事実がある。また国民的な人気を保つには無料で対局動画が中継されてきたことも将棋の普及に大きな働きを果たしてきた。NHK杯も視聴率は非常に低いが一定の役割を果たしてきた。
ファンに見てもらわないと人気は廃れていきますが、有料独占中継を行っている棋戦があります。 もっとたくさんのスポンサーさんに協力を願い有料独占中継を無くしてもらいたい。 それが将棋界のためになります。
その棋戦は現在序列が7番目らしいのですが、5番勝負でなく7番勝負になっています。 何かと難しい世の中ですが、スポンサーさんの協力を得やすい環境にして、身の丈に合った棋戦運営をして貰いたいものです。
より多くの方に関心を持ってもらって、競技人口が減少していると言われる昨今ですが、対局内容を見てもらって感動やそのワザの素晴らしさで人々を魅了して貰いたいものです。
将棋と言う頭脳スポーツの特性上、どの様な戦型の将棋か?それぞれの対局者の構想や飛び出す妙手や悪手や最善手の数々を手軽になってきた将棋AIソフトで数値化してグラフィカルに楽しめるようになってきている。 ソフトでああ指していれば、違った結果になっていたのにとまた別の楽しみ方も出てくるようである。 結果よりも内容を知り、内容を精査したいファンも増えてきている。
地方自治体が協賛に名を連ねて、民間企業の営利に協力するのはいかがなものかと思う? 独占有料中継棋戦に地方自治体の税金が協賛という形で入るのは大いに問題があり、考え直して貰いたいものである。
個人的には、結果が即座に公表されないNHK杯と銀河戦は、無くても良い。
有料独占中継を行っている王将戦は、スポンサーさんに頑張って貰って無料中継の方向性を考えて欲しい。 また優勝賞金による序列7位の棋戦に、7番勝負が相応しいのかどうか再考して欲しい。
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