心筋梗塞既往者はマラソン走れるのか?

健康診断で「あなた心筋梗塞です!」と言われた人間はマラソンを走ることができるのか?が今回のテーマです。ただまだこの件は現在進行中で進んでいるので最後までお読みいただいても結論は出ていませんことをあらかじめご了解ください(笑)

前(https://note.mu/kin12272002/n/ne59795823c62)とその前のコラム(https://note.mu/kin12272002/n/n079cf9d8e34b)で詳しく書いているので筆者の現在の状況はそちらをご確認いただくとして、10月末に開催される金沢マラソンの出場権をお金の力にものを言わせて獲得している身としては自分が今年走っていいのかどうかが、めっちゃ気になるのでいろいろ調べてみた。

調べて判明したことはこの問題については大きく二つの課題があるということ。一つは医学的に心筋梗塞既往者はそうした激しい運動行って大丈夫なのかどうかという問題。

そしてもう一つはそもそもマラソン大会にエントリーできるのかという問題である。

心筋梗塞既往者という表現はちょっとわかりにくいかもしれないので少し説明する。そもそも心筋梗塞というのは心臓に血液を送っている血管に不具合(つまったり、あるいはつまりかけていたし)が生じて、心臓の筋肉がダメージを受ける状態のことをいう。ダメージというのは

①血液が送られないために著しく活動に制限が起きる状態と、

②血液が送られないために筋肉が壊死してしまう状態。

心臓の血管が詰まった際になるはやで処置すると生存の確率が高まるのは①の状態で処置ができるとダメージが回復するからである。つまり①の場合は処置が適切であると心筋梗塞の発作をなかったことにできるということである(もっとも発作を起こす原因を本質的に改善しないと再発の可能性が高いのでマラソンは危険かもしれないが)。

②の場合(私の場合は心電図で引っかかったのでこれに該当)はすでに心臓の一部の筋肉が壊死するというダメージを受けており、健常な状態ではない。その状態で運動して大丈夫かという問題が生じる。これについてはネットでいろいろ調べたところ、そのダメージの程度によって制限が必要だがその範囲ではむしろ積極的に運動したほうがリハビリ効果が高いという内容がほとんどだった。やりすぎはよくないが、ほどほどにやるのはむしろ〇ということである。

運動強度(METという)とダメージの範囲でそのあたりの折り合いをつけることで走れないことはないということらしい。

ちなみにボストンマラソンは足切り完走時間が4時間くらい(年齢と性別で異なるhttps://runworld.work/archives/606)という超絶難易度の高い大会でるがこの大会には心筋梗塞既往者は何人も出場しているようである。そういう意味ではベースのアスリートレベルによってはNGということではなさそうである。

ちなみにネットでいろいろ調べるとマラソンと寿命の関係性についての考察もあった。それによるとキロ12キロ以上の長距離トレーニングは体に良くない(https://wired.jp/2012/12/24/jogging_is_bad_for_health/)

という研究結果もあった。

自分の過去のマラソンのタイムは5時間40分である。これは実際には半分くらい歩いたタイムである。1時間10キロで走ると42キロなので4時間ちょっと超えるくらい。つまり4時間台で走ることを目安にそれば大きな負荷はかからないといえるのでは??

年も年(今年で57)だし、そんなに必死に走るつもりもないがせっかくなので今年の金沢マラソンは走りたいがまあ、そんな感じでできるだけ最後まで走ることを目標に取り組むのであれば問題ないかなあという感じである。

さてもう一つの問題、心筋梗塞既往者がマラソン大会に出てよいのか?

大会によっては心臓疾患者の出場を禁じている大会もあるようだ。何かあったときに保険の関係でもめることがあるらしく大会主催者側がそのめんどくささを嫌ってそういう参加制限をしている大会もあるようだ。実は黙って出場するつもりだったが念のために調べてみた・・

NGとは書いていないので大丈夫みたいである。ほっとした。

とはいえ、自分の体力走力レベルで本当に負荷なく走れるのかどうかは何とも言えない部分があるのでもう少し調べてみようと思っている。

あと、今回の治療が終わった段階で自分の心臓のの機能状況での限界負荷を何らかの形で把握できるとよいということかな??

#マラソン #心筋梗塞既往者 #リハビリ  


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