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映画感想/フィルス

2013/イギリス
悪徳刑事の巻き起こす事件をジェームズ・マカボイ主演で描いたクライムコメディ。

いや〜ひどい映画だった!🤣

大人向けの映画です。そして玄人向け。
少し潔癖なひとは観ない方がいいかもしれない。なにしろ下ネタで溢れているのです。

あらすじ:同僚や友人を陥れる裏工作や残業の不正申告が得意で、売春、不倫、アルコールやコカインにも手を出すスコットランド人刑事ブルース・ロバートソンは、ある日起こった日本人留学生殺人事件の捜査を担当することになる。初動捜査では目撃者が見つからかったその事件を解決してみせ、出世しようと目論むブルースだったが、捜査を進めるにつれて過去の自分と向き合うはめに。やがて目撃者とされる謎の女の存在が浮かび上がり……。

主演はジェームズ・マカヴォイ! 私はイギリス人俳優が大好きなので、マカヴォイが出ているとあらば喜んで観ます。そういう前提です。

マカヴォイが好演です。なにしろブルースがサイテーなのがよく伝わってくる。

でも、何やらおかしい。
何でこの人こんなに笑ってるの?

観ているうちに、どんどん「あれ?」「え?」ってなる。この後どうなるの?本で例えるなら、先が気になってページをめくる手が止められない。

ラストの展開も好印象でした。小説にはないオリジナルもあったようですが、それが返って良かったです。

描かれる舞台も狭く、小物臭も凄いんですけど、ブルースのインパクトが凄かった。スケールが小さいからこそ映える。マカヴォイ…マカヴォイすごいや…。「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」もなかなか下品でしたが、こちらも負けていない。

いや、フィルスの方が破滅的に下品だな…。拡大コピーとか。

フィルスを観た人と「いやーあいつ酷かったね!」「でもなんか○○○な奴だったね」と語り合いたい、そんな映画でした。

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