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指導者に必要なスキルは、観察力。

先日、サッカーとラクロスの大学日本一を経験している監督とお話しできる機会があった。違うスポーツのトップレベルの指導者が、どんなことを語るのかとても楽しみだった。蓋をあけてみると、お二人は全く同じことを語っていた。

「指導で意識していることはなんですか?」
その問いにお二人が答えた。それは、選手一人一人を観察すること
競技の違う指導者が同じことを口にしていた。ここに、すごく大事なことが詰まっているのだと感じた。
「なぜ選手を観察することが必要なのか?」そのことについてお二人は次のように話していた。

選手によって言葉が刺さるタイミングは違う

僕が指導で意識している点は2つある。1つは啐啄同時(そったくどうじ)。
これは鳥の雛が卵から産まれ出ようと殻の中から卵の殻をつついて音をたてた時、それを聞きつけた親鳥がすかさず外からついばんで殻を破る手助けをすることです。指導に当てはめると、選手が「聞いてほしい、質問したい」と思っているタイミングを逃さずに、適切な言葉がけと行うこと。それが選手の一皮むける成長に繋がるからです。
そしてもう1つは、相手の興味関心に自分が合わせること。どんな話題でも相手の興味に寄り添えるように日頃からいろんなことにアンテナを張っています。 立教女子ラクロス部佐藤HC

この発言に対して筑波大蹴球部小井土監督は、

私もまさに同じことを考えています。ただ、適切なタイミングで選手一人一人に声かけをすることは本当に難しい。今までは「相手にこれを伝えたら逆に良くないのかも」と裏まで考えてしまっていたが、今は自分の直感を信じて「必要な時に必要なことを伝えること」を意識して指導にあたっています。  筑波大蹴球部小井土監督

選手は毎年変わり、選手の個性も変わる。そんな指導環境でも一貫して変わらない大切なことが、選手一人一人を観察し、個別に声がけをすることなのだ。
ただ、日本一レベルの指導者でも「個別に適切な声かけをすること」は難しいと感じていることがわかった。

指導者の目を拡張し、選手の情報を増やす

指導者に求められるスキルは、選手の特性を理解し、選手の感情が動くタイミングを探って、適切な言葉を届けること。

そのためには情報が必要である。選手が日々どんなことを考えて練習に臨んでいるか。その情報を人力で取得しようとするととても労力がかかる。そういう場合にITツールが必要となるのではないか。 立教女子ラクロス佐藤HC

僕らはそんな指導者の目を拡張するために、サービスを作った。
それが電子版スポーツノートArugaだ。選手の目標設定、振り返りを自動化し、その情報はコーチに送られる。

そこで選手が目標にしていること、練習中に意識していること、日頃の悩みや課題がコーチが直接聞かなくても、選手全員のものを把握することができる。

「選手一人一人が何を考えているのかよりわかるようになった」
「選手とのコミュニケーションの量が増えた」

こんな声をサービス利用していただいている指導者に多くいただく。
コロナの時代になって、一人一人と偶発的に話す回数はとても減ったと思う。そんな中だからこそ、「選手がどんなことを考えているのか」を知るツールは価値を発揮する。

指導者の「観察する力」の助けになり、選手一人一人を育成できる環境を作っていきたい。

Aruga共同代表 木村友輔


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