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14年目の梅仕事

移住して14年が経ちました
あっという間だったような、まだまだなような。田舎暮しはやることが尽きません

毎年GWが終わるとやってくる梅仕事

南高梅や白加賀や豊後など我が家には梅の木が7本あります
大きさはもちろん、それぞれ熟す時期も違います。

到底1人では全部収穫できず、豊作な年だと全部で200キロ以上になり、毎年結局残念なことになってしまっていました。

全然手入れをしていないのに毎年大きな実を付けてくれる豊後


今年も鈴なりです

たわわに実った木たち
今年は7本のうち5本を何日かかけて収穫し
人にあげたりなどしながら合計60キロの梅干し作り

そして我が家に実っている梅の一部でいつもお世話になっているシェア里山 ヤマナハウス https://yamanahouse.site/の「食のDIY」で梅干し作りをしました

一緒に収穫をしてくれたヤマナハウスのメンバーとせっせと周りの草を食べるヤギのユキちゃん


大量に採れた梅
熟し具合で振り分け、仕込む優先順位を決めます

2本の木からこんなに収穫できました。今年はこれの倍以上!


私が初めて梅干しを作ったのは25年前だったかな。教えてくれたのは14年前に他界したおばあちゃんでした。
今でもおばあちゃんが使っていた瓶に出来上がった梅干しを保存しています。

ここに移住するまではおばあちゃんに教わったように樽に梅を敷き詰め重しを乗せていました。

でもこの山々に囲まれた環境

マンションと違って山の湿気で干すまでに何度もカビました。そして大きい豊後は重しで実が割れてしまっていました。

そこで数年前から梅干しを仕込むのは樽から果実酒で使う瓶に変えました。

重しも使いません


とは言っても放っておくとカビるので、カビさせないコツがちょっとだけ必要です。

そうそう、移住した当初、漬けた梅を一気に干していました。

今は「晴れ予報」なのに通り雨が降る最近のお天気に合わせて少しづつ干しています。
(8月はずっと梅干しを干したり干し具合をチェックしたり取り込んだりな一ヶ月)



梅干づくりひとつとっても今まで東京では「当たり前」だったことが当たり前ではありません。
この地に合わせた無理のない「やり方」を見出す
「この方法しかない」ではなく「こんな方法もある」で出来上がったのが今の梅干し作り。

住んでいる場所、梅の種類によって漬け方の使い分けをする。

移住したとこに植わっていた数種類の梅の木から学んだ「14年目の梅仕事」でした


















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