雨音 note 130 kimura noriaki 2024年6月28日 21:26 化粧する君のその背中がとても小さく見えてしかたないから僕はまだ君を愛しているんだろうそんなことふと思いながら伊勢正三作詞「雨の物語」から目が覚めると雨が降っていました。「うっとおしいなあ」と思いながら雨が嫌な理由を考えてみたのですが、「洗濯物が乾かないから」以外には思い浮かびませんでした。雨音は波の音に似ています。だから雨の日には海に行きたくなって困ります。雨の日は世界が鮮明になります。雨に濡れて、くもりガラスの曇りが消えるから。世界なんて不鮮明なくらいがちょうどいいのに。雨の日の記憶は深く定着します。雨と一緒に染み込んでしまうから。記憶なんて消えていくくらいがちょうどいいのに。雨は「生きている実感」を与えてくれます。そして「死の気配」も感じさせてくれます。6月28日は「雨の日」です。わたしの中では。 ダウンロード copy この記事が参加している募集 #カメラのたのしみ方 57,351件 #お気に入り写真 2,138件 #写真 #カメラ #カメラのたのしみ方 #お気に入り写真 130 「科学」と「写真」を中心にいろんなことを考えています。 サポート