37年マラソンしててまだ「達成感」とか「充実感」とか言ってるの?
あれから37年私たちを囲む環境も変わった。「記録さえ良ければ」「順位は?」それはそれでよしとしても違うくくりが必要と考える。誰でも「達成感」「充実感」を実感できないか?
内山先生,「いまさら聞けない!ランナーのお悩み相談100」では大変お世話になりました.
質問をパクらせていただきます.といっても,パクったのは「質問」のほうだけですのでご安心を.
冒頭の言葉は内山先生の言葉なんすが,今更そんなことを言ってるんですか?
言っておきますけど,「達成感」「充実感」もなんの役にも立ちませんよ.
37年間,内山先生が「記録」や「順位」をモチベーションにマラソンを続けてきたことは素晴らしいことですが,一般人はそんなことムリです.
初心者ランナー,一般ランナーに
「記録」や「順位」をモチベーションに
と指導してきのだとしたら,相当の脱落者が出たことでしょう.
よくもそんなことを37年間も続けてきました.ランニング人口の増加にストップをかけているのはあなたです,内山先生.
さらに「達成感」「充実感」をモチベーションにしようとするのでしたら,脱落率は下がるかもしれませんが脱落者が減ることはないでしょう.
私がこういう理由は,内山先生の冒頭の一言に集約されています.
記録や順位とは違うくくりが必要になったんですよね.
記録や順位でランナーのモチベーションを保つのは難しい.これでモチベーションを保てる人は限られています.
不幸なことに年齢とともに記録や順位は更新されなくなることが多い.
「達成感」「充実感」がモチベーションにならない理由
記録や順位と同じように「達成感」「充実感」も長期間継続するモチベーションにはなりえません.多くの人にとっては.
フルマラソンを走りきれば達成感を味わえるはずなのに,走らなくなる人がいる.
10キロ走るだけでも充実感は味わえるはずなのに,ジョギングが続かない人がいる.
どうしてか?
これを考え続けないと答えは見えてきません.
まとめ
一握りの人は,走るたびに記録を更新し,走るたびに充実感を感じ,マラソンを続けます.
そう感じられてマラソンが続くのは,マラソン人口のほんの一握りです.
それで37年もマラソンを続けてきた内山先生は「ほんの一握り」に当てはまります.そのことを抜きにしてマラソンの指導をされると,指導される側が混乱してしまいます.
「いまさら聞けない!ランナーのお悩み相談100」でも私の回答は内山先生とは正反対です.
これは私が素人・一般ランナーの代表としてマラソンのことを考えているからです.
どうか,今後は素人・一般ランナーへのご指導は遠慮願いたく存じます.
ランニングが習慣になり,レースへの参加が毎年のイベントとなれば,モチベーションなんて関係ない.
私がランニングを続けるにあたってモチベーションは必要ありません.
毎日の歯みがき習慣や年に一度の健康診断と何ら変わりありません.
毎日の習慣や楽しみのイベントをおこなう動機をモチベーションに頼る人がいますか?
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