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【小説】クお白チ 101【第一期】

いつものLOVEと書かれた手提げからラブがなにかを出す。○ョージアとアルミホイルに包まれたなにか
「おにいさんこれ食べてください♪」
「作ってくれたの?」
「これ作ってたら遅くなっちゃって」
「そうなんだ」
アルミホイルをといたらピザトーストが出てきた
「チーズがダメなの知ってるだろーほんとオオボケ女だな…」
「酷いですよー食べてから言ってくださいよー」
「チーズがダメなの!」
「一口でいいですから、食べてみてください。お願いしますよ」
「そーおっ…」
いやいや口に運ぶ。チーズの乳臭さをほとんど感じない、どちらかと言うとニンニクの匂いが勝ってる気がする。かじってみる。美味い…初めてチーズを食った。小学生の頃から残し続けたチーズを初めて美味いと感じた
「どうですか。大丈夫でした?」
「なんでこんな事が出来るの。特殊なチーズなの?」
「炒めたニンニクを牛乳に入れて、普通のチーズを一晩漬けておいたんですよ」
「昨日から計画してたの?」
「今日の夕方来てもいいって言われたからハリキリましたよ♪」
「へーーー生まれて初めてチーズ食ったよ。美味いよ」
「これも一番ですね♪」
「緻密で繊細で器用で要領がいいのは俺が感じた通りなんだね」
今度は愛用のLOVE手提げから、小さな黒い紙製の手提げを出す
「食べててくださいね♪」
「どこ行くの?」
「さっき話してた教室ですよ」
「なにするの?」
「それは秘密です♪」
紙製の手提げだけ持って出ていった…5分位したら戻ってきて
「プレゼントです♪受け取ってください♪」
さっき持って行った黒い紙製の手提げ
「ありがとう。中見ていい?」
「できれば家に帰って見てほしいんですけど…」
「じゃ、絶対に家で見ろって事じゃないんだね?」
「でもぉ…」
袋を振ってみた。シャラシャラと布が紙にこすれる音がする。音だけでなんとなく予想できた
「ラブ。背中さわっていい?」
「いいですよ…」
左手の人差し指を一本だけ立てて、背中の真ん中をツーっと腰まで下ろす
「イャン♪」
「なんて声出してるの?」
「ゾワゾワしましたよ」
「ノーブラだね」
「あっ!」
「中見ていい?」
「は…はい…」
袋を覗くとラブの香りがわき上がる。予想通りブラジャーが入ってた。取り出してみると下にパンティー!。多少の使用感はあるけど上下セットのもの
「なんで洗ったものじゃないの?」
「なんとなく…」
「おまえ変態か?」
「…き、嫌いになりましたか?」
なんで変態って言葉で口籠もるんだ?
「普通こんな事しないだろ」
「だ、だって…」
「また だって が始ったよ…」
「さっきみんなでタオルをわたした時、パンツでもよかったのにって言ったじゃないですか…」
「言ったけど恥ずかしくないの?」
「…嫌いになってませんよね?」
「嫌いじゃないけどさ…」
「どうしてももらってください。お願いしますよ」
「おまえおかしいよ」
「タオルより欲しかったんですよね?」
「欲しくないって言えば嘘になるかな…」
「よかったー絶対に嫌われると思ってた…」
「嫌われると思っててこれがプレゼントかよ」
「一番って言われたから大丈夫かなって♪」
「二番だったらどうしたんだよ?」
「強引にわたしたと思いますよ」
「理解できないね…」
「そんな事言わないでくださいよー心臓が飛び出る位恥ずかしいのに頑張ったんですよー」
ハッ!っとした
「おまえ今ノーパン?」
「……………」
「どうやって帰るの?」
「手提げに入ってるんだけど、ブラもパンティーも脱いじゃってから思い出したから取りに来られなくて…」
「手提げにブラもパンツも入ってるの?」
「入ってます」
「手提げ忘れてったの?」
「そうです…」
「オオボケだなぁ。あははっ」
「オオボケでも一番ならいいですよ♪」
「そんな短いスカートでどうやって帰るのかと思ったよ」
「やっぱりオオボケですよね…」
「手提げに入ってる方をくれればいいじゃないか」
「ダメです」
「じゃ、両方くれ」
「…分かりました…」
「おまえ冗談通じないの?」
「だって…好きな人に喜んでほしいじゃないですか」
「意味が分からないね」
「このスカートだって、昨日おにいさんの事考えながら作りましたよ」
「自分で一から作ったの?」
「はい。全部手縫いしたから大変でしたよ」
「やっぱり器用なんだね。それで寝てないんだ」
「それもあります」
「なんでそんなに短いの?」
「最初に作ったときはもっと長かったんですよ。今日の帰りに白先輩から、おにいさんは短い方が好きだって言ってたって聞いて直しましたよ」
「帰ってから直して、ピザトースト作って30分位しかかからなかったの?」
「今日はミシンを使えたから早かったんですよ」
「あぁ、なるほど…何センチ短くしたの?」
「10cm短くしました」
「立ってちょっと後ろに下がって、俺に正面を向けてみて」
「はい」
「もうちょっと、下がって」
「はい」
真正面から見て、ラブの顔の高さで体を真横に切っていく。七等分強。七頭身以上ってすごい…七頭身位を基本にして肩と腰の幅を測る。本当にモデル体型だ。腰から下が五割以上。足が長い。169㎝で腰の高さからつま先まで測って、それを8分割、腰から膝の高さを測ってそれを8分割。膝からスカートの裾まで測って
「座っていいよ」
「なにしたんですか?」
「スカートの股下を測ってたの」
「え゛ーーーーー!そんな事が出来るんですか?」
「さっき足の形の話しをした時に空間認識能力の話し聞いてただろ?」
「こんな事にも使えるんだ…」
「この位近いと楽勝だね」
「じゃなんで私達の身長を聞いたんですか?」
「上から見てる事が多いから測れなかったの」
「あぁ…」
「股下は5cm半位だね」
ラブがスカートの中へ手を入れて確かめようとする
「おいおい見えちゃうよ。とりあえず下着着けて来いよ」
と言って、黒い紙の手提げ袋を差し出す
「いいんですよ」
「理性が壊れちゃうんだってば!」
「壊してください」
「意味が分からないよ」
「私の初めての人になってください!お願いします!」

15歳の女の子から飛び出す言葉とは到底思えなかった…

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