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(4)失敗そのものはよくないことだけど。

※冒頭の写真は毎年恒例の漬け込み前のご祈祷のお供物です。


(昨日からの続き)


さあ、宮崎での生活が始まりました。
今から25年以上も前なので、
社員さんも今よりも多く、年間に取り扱う大根の量も
今と思えば半端なく多かったです。

契約生産者さんも多く、冬になると生大根と干し大根の
漬け込み作業は本当に忙しかったです。


大根の漬け込みというと小さい頃に
アルバイトで手伝った程度。
しかも、漬け込む方法も違うので
最初は見よう見まね。

当時は手順は教えてもらうものの、
あとは自分で見て覚えるという時代でした。


しかも、当時はまだまだ言葉の壁があり、
指示されてもどういうことなのか、
理解すらできないこともありました。


自分が思うようにできないことに
悔しいと思ったことは数えられないほど。


それでも、

当時の番頭さんがいろいろと話を聞いてくれたり、
なぜそうなのか、と理由を教えてもらったことで
与えられた責任を果たさなければと
強い思いだけはありました。


年数を重ねることで、徐々に指図される前に
自分なりの方法でやってみようとチャレンジし始め、
一定の評価をもらえることもありましたが、
やってみないとわからないことも多く、
大失敗ということも幾度度なくしてしまいました。


救いだったのは、失敗しても怒られなかったことです。


失敗するたびに、その状況に応じた対応方法を
教えてもらい、その都度、覚えられたことは
とても良かったと思っています。


とはいえ、失敗はそもそもよくないことなので、
来年こそは失敗を少しでも減らせるように
したいと思います。



いよいよ明日はこのシリーズ最終回(の予定)。


(続く)

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