ぬか床くんが調子悪くなる原因について。
たまにお客様のぬか床の相談を受けることがあります。
電話やネットへの書き込みでは実際にぬか床を見ることができないので、お話を状況を詳しく聞いた上で、原因となりそうなことをお伝えしています。
また、以前行っていたぬか漬け教室では実際にお客様のぬか床を持ってきてもらって見させていただくこともありました。
冷蔵庫で保管している前提で、ぬか床の調子が悪くなる原因の多くは、
・水分が多すぎる
・塩分が薄すぎる
そして、
・かき混ぜすぎ
です。
あれって思った方、多いと思います。
ぬか床のかき混ぜ不足よりもかき混ぜすぎの方が原因になってることが多いです。
※あくまでも私が対応させていただいた範囲内です。
かき混ぜすぎが原因とは、意外だったと思います。
ぬか床は毎日混ぜないといけないというイメージが強いと思いますが、どんどん混ぜれば美味しくなるというわけではありません。
ぬか床は生き物ですので、適度な酸素を保つことですくすくと成長しておいしくなっていきます。
酸素が多いと酵母菌が増えますし、酸素が少ないと乳酸菌や酪酸菌などが増えます。
これらの菌が仲良く一緒に増えていくことでぬか床が成長して、美味しいぬか床になり、美味しいぬか漬けを作ってくれます。
元気に育っているかどうかを判断するには、匂いがポイントです。
ぬか床に野菜を入れたり、混ぜたりする際は必ず匂いに注意しましょう。
特に変な匂いを感じなければ大丈夫です。
変な匂いとは、
・シンナー臭
・靴下のような臭い
というような鼻を近づけたくない臭いです。
なので、普段気をつけていればきっと気付けますね!
今日からぬか床くんの醸し出す香りを楽しんでくださいね♪
では、また明日!
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