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宮崎の冬の風物詩「だいこんやぐら」

今日の午前中、お取引先の会議の中で、30分ほど、宮崎県の天日干し大根とキムラの米ぬか発酵製法についてプレゼンさせていただきました。

今回は特に、生産者の方々の工夫や努力を伝える貴重な機会となりました。

うまく伝わってもらえたら嬉しいです。


「だいこんやぐら」については日本全国どこでもあるものではないので知らない方が多いと思います。

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詳しく説明しますと、これらの写真のように2本の竹を縛って△になるように建て、それに大根を吊る竹を横に一本ずつ縛って棚を作っていきます。

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この後、雨風をしのげるようシートを取り付け完成します。とはいえ、釘やボルトなど一切使わずに紐だけで組んでいきますので、紐を締める力も半端なく、生産者の方の固い手でもそのままでは痛めてしまうので、補強をつけての作業になる、とても大変な作業なのです。

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こうして苦労して建てるだいこんやぐらはシーズンが終了すると解体され、そして、また来年作られます。

大きいものでは長さ100m以上、高さは5m以上にもなります。よく、「だいこんのトンネル」というふうに例えられる方もいます。宮崎観光遺産にも選定されていて、今年からは日本農業遺産にも選定されています。

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あと、もう少ししたら今年もだいこんやぐらづくりのシーズンがやってきます。

写真は昨年中山雄太マーシーさんに撮影してもらったものを使用しています。ありがとうございます。


では、また明日。


Special thanks to Yuta Nakayama

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