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新しい商品の共同開発。(1)

今日から新商品の仕込みが始まりました。商品化までに1年以上かかった、関東方面の得意様向けの商品です。

まず、得意先様の要望はできるだけ味付けをシンプルにしたいということでした。
着色料や保存料、甘味料などの食品添加物を使わないことはもちろん、ノンアレルゲン、遺伝子組み換え作物不使用でお願いします、という依頼でした。

ご存じの方も少ないかもしれませんが、例えば「醸造酢」に小麦が使われているものがあったり、「ぶどう糖」の原材料にとうもろこしが使われてて、そのとうもろこしが遺伝子組み換え作物だったりします。


そうしたものをすべて排除しての商品づくりは正直、材料がそろうのか、心配でしたが、なんとか、材料も見つかり、試作を重ねて昨年11月にプロトタイプがやっと完成しました。

安堵したのもつかの間、実はこれで商品開発できた、ということにはなりません。

商品の仕様書(スペック)や原材料の規格書、そして製造工程のフローチャート(順序表)、だいこんの産地証明書などを提出し、得意先様が確認をします。
不明な点があればその都度、メールにて問い合わせがきて返答するというスタイルです。


同時に、先方さまの指定の工場点検表を自主採点し、そして、実際に得意先様の品質管理担当者が工場にきて再確認してもらいます。立ち会いは12月下旬の非常事態宣言やまん延防止などが発令していない時期にしていただきました。

(続く)




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