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壁と卵に寄せて

昨日はイースターでした。
キリスト教の祝日ですね。
カラフルにぬられた卵を
子どもたちが探します。

そういえば、作家の村上春樹さんのスピーチで、「私は壁と、それにぶつけられる卵があったら、卵の側に立って書く」というものがありました。

参考:https://murakami-haruki-times.com/jerusalemprize/

弱い側に立つ。それは戦争と奪い合いの世紀であった20世紀を引き受ける私たちにとって、大切な倫理です。このスピーチの、大きな勇気に励まされます。

こんなことを空想しました。
もし、壁と卵があったら、ゆで卵を投げ上げて、壁の向こう側にいるひとにキャッチしてもらいたいと。

そこに壁があっても、卵や食べものや手紙を向こう側にいるひとと分け合えるといい。壁を低くしたり、はしごをかけたり、ドアをつけられたりしたらもっとよいと。

そんなことが21世紀の共生と分かち合いの倫理になるように願って、行動します。


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