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メタバースがビジネスを変革!国内の活用事例5選|知っておきたいメタバース#1

佐賀のIT企業 木村情報技術株式会社では、自社オリジナルのメタバースプラットフォーム「KIMULAND」(キムランド)を展開しています。
この記事では、メタバース市場の変化と国内の活用事例5選をお届けします。

そもそも「メタバース」とは?

メタバースとは、「meta」(超越)と「universe」(宇宙)を組み合わせた造語で、「オンライン上(インターネット上)に構築された仮想空間」のことを指します。
アバター(自分の分身としてのデジタルキャラクター)で参加し、仮想空間上で他者との交流や活動が楽しめます。
近年メタバースへの関心が高まった背景の一つに、COVID-19の影響で在宅での生活・仕事が日常化し、オンライン交流へのニーズが高まったことがあげられます。既に多くの企業や団体が、ビジネスの領域でメタバースに注目しています。

拡大するメタバース市場

メタバース市場は急速な拡大を遂げており、サービス提供企業や参加ユーザー数が増加中です。この市場拡大の背景には、短期間でのコンテンツ制作や実施が可能であることがあり、企業のマーケティング活動や顧客獲得にもメタバースが効果的とされています。加えて、デジタルアセットやNFTといった新たな取引モデルも登場し、メタバース経済が成長していると言われています。

メタバース市場は、今後もますます拡大することが予想されています。三菱総合研究所のリポート(2022年発表)によると、「日本国内のメタバース市場は、2025年に4兆円程度、2030年には約24兆円まで拡大する」とのことです。
出展:「メタバースの国内市場は2030年に約24兆円規模へ、三菱総研が調査」(日経クロステック)

また、世界市場ではさらに大きな拡大が予想されています。総務省が発表した令和4年版の情報通信白書によると、「メタバースの世界市場は2021には4兆2,640億円だったものが、2030年には78兆8,705億円まで拡大する」とのことです。
出展:「令和4年版 情報通信白書」(総務省)

ビジネスシーンでメタバースを活用するメリット

ビジネスシーンでメタバースを活用することには、様々なメリットがあります。

採用活動の効果向上

メタバース空間での採用活動なら、会場の手配や移動が不要なため、手軽に会社説明会や採用イベントを行えます。また、遠方の応募者も地理的な距離や移動時間に関係なく参加できます。
加えて、メタバース空間のコミュニケーションはアバターで行うため、「リアルで会うよりも緊張しにくい」「打ち解けるのが早い」といったメリットもあります。

イベント開催時のコスト削減

企業や団体でイベントを行う際、メタバース空間を活用することで、会場の手配や設営にかかっていたコストやスタッフの手間が大きく削減できます。
参加者が全国各地にいるような場合でも、交通費や移動時間は不要です。

幅広い人材の活躍機会を創出

メタバース空間であれば、居住地や身体的ハンディキャップなどを問わず、幅広いバックグラウンドの人材が働くことが可能です。
「メタバース空間で働く」という働き方は、多様性が求められる昨今において、多くの人にとって雇用の可能性を広げる働き方になると考えられます。

国内のメタバース活用事例5選

メタバースの活用は、日本国内でも広がっています。様々な分野の活用事例から5つをご紹介します。

1.株式会社ビームス

セレクトショップBEAMSを展開する株式会社ビームスは、世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」にバーチャル店をたびたび出店するなど、積極的にメタバースを活用しています。

リアルの店舗で販売する商品をアバターが着用したり、会期中は原宿にある店舗にバーチャル接客拠点を設置し、社員が交代でバーチャルで接客するなど話題となりました。

2.大和ハウス工業株式会社

大和ハウス工業株式会社では、仮想空間上で自由に見学できる「メタバース住宅展示場」を、2022年4月28日から業界で初めて(※1)展開しています。

メタバース展示場には、仮想空間に住宅やオフィスをリアルに再現した3Dモデルが展示されており、顧客は自宅からでも住宅を見学することができます。また、床や壁紙、天井等の色や素材を簡単に変えてイメージを確認することも可能で、メタバース空間ならではメリットが活かされています。

(※1)大和ハウス工業株式会社調べ

3.日産自動車株式会社

日産自動車株式会社は2022年5月に、当時発表されたばかりの新型軽電気自動車『サクラ』のお披露目をメタバース空間で行いました。
このイベントでは、新車の展示だけでなく、バーチャル試乗できるワールドも公開されました。

また日産自動車と日産東京販売は2023年3月に、車の検討から購入契約をメタバース上で行える仮想店舗の実証実験を開始したことを発表しました。

4.株式会社モスフードサービス

モスバーガーを展開する株式会社モスフードサービスでは、2022年9月14日に、メタバース上の「月面空間」に同社初の仮想店舗「モスバーガー ON THE MOON」を出店し話題になりました。

ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」上にオープンし、VRゴーグルを持ってれば、24時間365日来店可能。これに合わせ都内の3店舗では、メタバース上で商品が製造できる体験会が、期間限定で実施されていました。

5.大阪府泉佐野市

最後に、地方自治体の事例をご紹介します。
ふるさと納税3年連続日本No.1(※2)の大阪府泉佐野市は、メタバース活用による地域活性化に取り組んでいます。

2022年8月・12月、メタバース上で開催するVRイベント『バーチャルマーケット』に出展し、ふるさと納税の返礼品が選べるブースを出展しました。
ブースでは「お肉」や「お米」、「泉州タオル」など人気のふるさと納税返礼品を3Dで体験でき、ブース内のデジタルカタログから泉佐野市が運営するふるさと納税サイトへに遷移すると、そのまま寄付を行うことが可能でした。

(※2)出典:総務省によるふるさと納税に関する現況調査(平成 29 年度・平成 30 年度・令和元年度の各自治体のふるさと納税受入額)より


「KIMULAND」のご利用について

この記事では、メタバース市場の変化と国内の活用事例5選をお届けしました。
次回は、木村情報技術が展開する自社オリジナルメタバース空間「KIMULAND」とその導入事例5選をご紹介します。

「KIMULAND」は、24時間・365日どなたでも無料でご利用いただけます。
「まずはメタバースを体験してみたい」という方は、ぜひお気軽に遊びにお越しください。
※イベントの開催など、別途費用が発生する場合があります。


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