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医学部に合格するために最も必要な能力とそれを体得する具体的な手法

こんにちは、医塾の木村です。
受験生は今が最も大事な時期ですね。
私も授業準備に追われていますが、生徒に負けない量の問題は解いていきます!

さて、私自身がSNSと縁遠い生活を続けてきたためだと思うのですが、定期的に確認をして更新するのが大変だと感じます。
ただ、生徒の立場になってみると、頼まれてもいないのにSNSをチェックし、日々投稿しているので、本来難しいことではないはずです。
「見るだけじゃん」と言われるのですが、自分の成長につながらない情報をただただ見るのは、時間がもったいないと感じてしまって中々の苦痛です。

この「私にとってのSNS」が「生徒にとっての勉強」なのだと最近感じるようになりました。
なぜ続けられないのかと考えてみると、習慣になっていないので、毎回やり始めるのが大変だからでしょう。
勉強も同様で毎日単語を覚えたり、毎日数学の問題を解いたりするのが習慣になっていれば、スムーズに始められます。習慣になっていないと、「やる」「やらない」の判断からスタートしてしまうのですが、そうではなく「とりあえずやる」という状態を作り出さなければなりません。

この「取り敢えずやる」というのが受験勉強において本当に大事です。気分が乗らなくても関係がありません。とにかくやり続けるんです。
SNSを日常的に見る人は、気分が乗らなくても、体調が悪くても、何となく毎日見てしまうのではないでしょうか。SNSでできるのですから、勉強でも同じことができるはずですね。

ここからが本題ですが、医学部に合格するために一番大事な力の一つである「継続力」だと思っています。
毎日やり続ける、やる気に左右されずやり続けるというのが本当に大切です。

しかし、継続するのは本当に難しいです。英語学習の本やダイエット本が未だに売れ続けるのがその証拠ですね。みんな続けられないから改善できないんです。
そんな私も、三日坊主で日記など続いたことがありません。夏休みの日記も9月に入ってから取り組むくらい後回しにしていて、毎日の天気も、覚えていないので適当に晴れか曇りにして出したこともあります。
SNSも仕事と割り切って頑張っていますが、プライベートならまずやらないですし、続けられない自信があります。
そんな継続できない私でも、過去に継続できた方法を以下紹介していきます。

オススメ手法その1.時間を決める

やる時間を決めます。「月曜日の18時から20時は数学の過去問演習+丸付けと解き直しの時間に充てる」と言うように勉強する時間+内容を決めることによって強制的にやらなければならない状況を作り上げます。
フレキシブルなスケジュールの立て方にもメリットがあるのはわかりますが、調整がきく=いまやらなくてもよい=いつまでもやらない、という結果になるので自分に課したルールを守っていくことが大事ですね。
気持ち的なお話なのですが、全体のスケジュールを立てるというよりは、「これだけは守らなければならない」という時間・内容を決めるというニュアンスの方が近いです。
ハンターハンターの「制約と誓約」ですね。あえて制約を課すことによって、そしてそれを守る誓約によって、飛躍的な力を獲得できます。
もちろん、全体のスケジュールを立てることはそれはそれで大事なことなのですが、「ここだけは守る!」とまずは自分の意志で自己に課したルールを守る練習をしていくとよいと思っています。

オススメ手法その2.成果を目に見えるようにする

勉強を「やった感」(達成感?)は大事なのですが、「やった感」は定性的な(数値化できない)指標です。個々人のハードルの高低に影響を受けてしまうので、ゴールまでの道のりを「見える化」すると、正しく「やった感」を感じられます。
具体的には、マス目かドットのあるメモ帳を買ってきます。(1目盛りが決められるものなら何でもOKです)
そして、例えば「過去問を一つ解いたら1マス塗る」というようにレートを設定して、達成するたびにノートのマス目を塗りつぶしていきます。塗りつぶす代わりに、何かしら無地の丸いシールであったり、お気に入りのシールを貼っても良いです。やればやっただけ塗ったところ(ORシール)が増えていきます。
ノートでもよいですが、小型のメモ帳の方が持ち運びしやすいのでお勧めです。また、デジタルのものよりも、物体として残る方が達成感を感じられると思います。
さらに、シールよりも実際に塗ると方が達成感を感じやすいのでお勧めです(当社比3倍)
ぜひやってみてください。

塗りつぶしサンプル

おススメ手法その3.完璧主義をやめる

これが一番大事かもしれないです。完璧主義になると、しんどくなって続けなくなります。ダイエットも「1日10キロ走る!」と仮に決めたとすると、「10キロはきついから今日はやめておこう」と続かなくなってしまいます。
これが仮に、「2キロなら走れそうだから2キロだけ走ろう」と少しでもやったならその方がよいですよね。
勉強も同様です。目標に届かなかったとしても少しでもやれば「やらないよりマシ」です。もちろん、いずれ目標に近づけなければなりませんし、その文他のところで頑張らなければならないのは事実ですが、一度目標が達成できなくても諦める必要はありません。
結構医学部受験生はプライドが高いので、目標達成できない→「もう無理だ~」となりがちなのですが、1日くらい目標を達成できなかったからと言って不合格が決まるわけではありませんので、気にせず手を動かした者が勝ちます。(もちろん、3時間で1ページしか進んでいないなどであれば勉強方法・勉強内容は見直した方がよいと思います)

おススメ手法その4.日曜日の夕方を空けておく

1つ目で時間を決めるという話をしましたが、分単位のスケジュールを設定するなど、細かすぎるスケジュールは身を滅ぼします。
ちょっとでも達成できないとやる気を失う原因になりますので、少し余裕を持ったスケジュールを設定すると続きやすいです。
その3で述べたように、終わらなかったら「もう無理だ」ではなく、別のところでフォローできるようにすればよいのです。
そのため、私は必ず日曜日の夕方18時以降は予定を空けていました。それまでにその週の内容が終わっていれば休憩タイム、終わらなければその時間に解消するという「最初から終わらなかったときのことを想定」してスケジュールを組んでいたので、月曜日から目標達成できなくても「まぁ日曜日やればいっか」と割り切っていました。

以上が私が継続するために行った手法です。ほかにも細かいものはありますが、大きく分ければ上記の4点になります。
自分に課したルールを守る、ただし守れなかったときのことも最初から織り込んでおく、という感じですね。
少しでも参考になれば幸いです。騙されたと思ってやってみてください。本当に騙されたと思ったらスミマセン(笑)


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