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【基礎英文法】(15)助動詞⑨| could(canとの違いも解説)

きむっちです。

英文法について解説しています。

今回は助動詞”could”について
解説していきますね。

助動詞couldは
助動詞canの過去形にあたるんですが、
canとは違う意味合いになるんですよ。

助動詞couldが
助動詞canと比べて
どのように違うのかを解説していきます。

助動詞canについて振り返りたいって方は
こちらの記事をご覧くださいね。

助動詞couldの意味

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助動詞couldのコアの意味としては
可能性】なんですね。

コアの意味にそって
助動詞couldには
いろいろな使い方があるんですよ。

① 過去の能力

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意味合いとしては
一番掴みやすい使い方になります。

couldを使うことで
昔の能力のことを表すことができるんですね。

He could swim well when he was a child.
「彼は子供のころは上手に泳げた」

【couldとbe able toの違い】

助動詞canの記事の中で
canに似た表現として
”be able to”があるって解説しましたよね。

そうなると
”could”と”be able to"の違いを
知りたくなるのではないでしょうか。

”could”だと
ある期間において能力があったことを表します。

He could pass the exam.
「(その気になれば)試験に合格できた(実際にはできなかった)」

一方のbe able toでは
ある期間における能力があって、
1回限りの行為を実際にやって成功した
という
ニュアンスになるんですよ。

He was able to pass the exam.
「(実際に)試験に合格できた」

② 推量

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助動詞”may”や”might”のように
推量で使うことができます。

推量で使う場合には
現在形の意味で使われますよ。

例文では次のようになります。

It could be true.
「本当かもしれない」

【couldの確信度合いはかなり低い】

ここで、
couldはかなり確信が弱い時に使います。

ここまで解説してきた助動詞のなかでは
couldはかなり確信度合いが低い時に
使うことになります。

must    ・・・確信度95%くらい
may     ・・・ 確信度50%くらい
might  ・・・ 確信度35~45%くらい
could   ・・・ 確信度20%くらい

確信度合いの違いは
頻度を表す副詞にも似てるんですよ。

頻度を表す副詞のことも記事にしてますので、
読んでいただけたら嬉しいです。

【過去の推量でも使える】

couldでは現在形で使うと解説しましたが、
過去の推量もできるようになります。

ただし、
過去の推量で使うときには
まだ説明していない英文法を
わかっておかないといけないんですね。

なので、
この記事では
過去の推量については省略しますね。

③ 丁寧な依頼

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助動詞couldを使うことで
依頼の表現で使うこともできるんですよ。

助動詞couldを使うことで
助動詞canよりも丁寧な依頼で
伝えることができます。

Could you help us ?
「手伝っていただけないでしょうか?」

④ 丁寧な許可

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助動詞canを使った表現では
許可のときに使いましたよね。

助動詞couldを使うことで
丁寧な許可のニュアンスで伝えることができます。

Could I use my smartphone ?
「スマートフォンを使ってもよろしいでしょうか?」

この疑問文に対して
couldではなく、canを使って答えるのが
自然なんですね。

yesの場合
Yes, you can.
「使っても良いですよ」
noの場合
No, you can't.
「いえ、使わないでください」

丁寧な依頼の場合、
次のような答え方もできますよ。

● Yes, sure.
「ええ、大丈夫です」

● Of course.
「もちろん大丈夫です」

まとめ

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ここまで説明してきた
助動詞”could”についてまとめますね。

助動詞”could”のコアの意味としては
可能性】でした。

ここまで解説してきた
助動詞”could”の意味は以下の4個になります。

① 過去の能力
② 推量(確度が弱い)
③ 丁寧な依頼
④ 丁寧な許可

couldを使った
重要な熟語表現もあるんですが、
ここまでで解説していない文法も含まれるので、
必要に応じて改めて説明しますね。

次回のお知らせ

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次回は
助動詞の番外編として
”have to ~”について解説しますね。

助動詞mustでも紹介していましたが、
きちんと解説していなかったですよね。

できる限り丁寧に解説していきますので、
次回まで楽しみにしていてください(^▽^)/

See you again!

≪きむっちの自己紹介はこちら≫



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