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昆虫【カ(蚊)】の英単語・特徴などを紹介します

この記事では昆虫のカ(蚊)に関連した英単語・特徴などを紹介します。

蚊に関する特徴

蚊は、ハエ目(双翅目)糸角亜目カ科にあたる昆虫です。
蚊は2,500種類存在しているとされています。蚊は1億7000万年前に発見されていたと言われています。前回紹介したゴキブリは3億年前より存在していたことから、蚊の歴史はゴキブリより少し浅いですが、それでも古くから生存してきている昆虫とも言えます。

蚊の英単語

蚊の英単語は mosquito です。日本語ぽく読むと「モスクィート」や「モスキート」となります。

17世紀頃にスペインでは蚊のことを「小さなハエたち(petites mouches)」と呼んでいたそうです。ハエmoucheはもともとmoscaに指小接尾辞がついてmosquitoになったのですね。

前に紹介したハエ(蝿)もハエ目なので、英語の意味合いともあっているんですね。ハエと蚊が同じ種類と思うと不思議なもんです。

蚊のあれこれ

①血が吸われていることに気づきにくい理由

外を歩いていたら痛みを感じることなく、いつの間にか腫れていたってことがある方が多いのではないでしょうか。
蚊が血を吸うときには蚊の唾液を注入させることになるんですが、唾液内に麻酔成分が含まれているんですね。そのため、刺されても気づきにくいことが多いんですよ。

②蚊に刺されたときの対処

蚊に刺されているときに叩いて撃退することもあるかもしれません。しかし、途中で撃退すると蚊の唾液の成分でかゆみが残ってしまうことがあるんですね。
その対処法として、吸われていることに気づいたら最後まで吸わせてみるとよいですよ。最後まで吸わせると唾液での痒み反応がかなり抑えられますよ。
刺されたときにすぐ退治したくなる気持ちはわかりますが、我慢してみると楽になるかもしれません。

③蚊は危険な昆虫

蚊は刺されてもたいしたことがないと思われることが多いですが、蚊に刺されたことで年間約70万人くらいなくなっているといわれます。刺されたことによる死ではなく、蚊によって運ばれたマラリアなどの病原体が伝染することが多いのです。

ライオンなどの凶暴な動物によってなくなる人は100人くらいって言われるくらいなので、小さくどこでも飛び交う蚊はいかに恐ろしいのかよくわかります。

④蚊の益虫としての活動

ここまで読んでいただいた方として、蚊は害虫というように思われている方が多いのではないでしょうか。そんな蚊は益虫として働くこともあるのですよ。

蚊は水中に卵を産み、「ボウフラ」と言われる幼生が生まれます。水中の中で成長して、やがて蚊となり飛び立つことになります。成長する中でメダカなどに狙われないように汚れた池の中で生活することを選びます。その中でボウフラは水中のバクテリアなどを食べて成長していくことになります。
ボウフラが水中のバクテリアなどを食べることで水が浄化されるので、水の浄化を行う面で益虫としても捉えることができるんですよ。

また、蚊は成虫になると花の蜜などを吸って生活するようになっていきます。そうなるとハチなどと同じように花の受粉を行っている昆虫でもあるんですね。特に蚊の場合は田舎と比べたら空気が汚いとされる都会の中でも活発的に活動するから、都会の受粉なども行っていることになるんですね。

⑤フマキラーという会社の由来

蚊を撃退するスプレーで有名なフマキラーは「ハエと蚊の殺し屋」という言葉から由来しています。

ハエのfly(フライ)の「フ」、蚊のmosquitoの「モ」、殺すのkiller(キラー)からできている名前なんですよ。少し語呂を整えるために「フマキラー」という名前にしたと言われています。

まとめ

危険だと思われる蚊の生態も、実は生活していく中では身近なことで役立っていることもあって、意外な一面性が見れて、興味深いもんです。

次回も昆虫に関する英単語を元に深めていきたいと思います。次回で最後の昆虫系記事になる予定です。


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