【基礎英文法】(15)助動詞⑥| must(他の表現も解説)
きむっちです。
英文法について解説しています。
今回は助動詞”must”について
解説していきますね。
助動詞shouldは
助動詞shallの過去形なんですが、
shallとは違う意味合いになるんですよ。
助動詞mustの使い方
助動詞"must"のコアの意味として
【これしかないものが迫ってくる】イメージなんですね。
ちょっとわかりにくいかもなので、
もうちょっと解説しますね。
例えば
探偵の推理ドラマだったら証拠を集めて
犯人を決めていく流れですよね。
そんなときに
証拠やアリバイを暴いていくことで
犯人を断定していくわけです。
そうなると犯人はおのずと決まります。
そういったときには
「間違いない」ってことに繋がりますよね。
また、決まったものが迫ってくる事から
避けられないですよね。
そういったことから
「~しなければならない」や
「~してはいけない」ってことにも
つながるわけなんです。
そういったことから、
mustには次のような意味合いで
使うことになります。
① ~しなければならない(義務)
この意味合いとしては、
理科の実験をするときに
目に薬品が入ったら大変なことになりそうですよね。
そのようなことを防ぐために
次のように伝えられることがあります。
You must wear protective goggle.
「安全ゴーグルを着けないといけないです」
② ~してはいけない(禁止)
①の意味とは逆で、
何らかの行動をさせないように使うこともあります。
この場合にも
行動しないように促すニュアンスが含まれています。
例文だと次のようになります。
You must not eat food in this floor.
「このフロアーでは食べ物を食べてはいけません」
【must notの省略形】
ここで、
”must not”は
”mustn't"と省略することもできるんですよ。
省略したときには
日本語ぽく表すと「マスントゥ」のように
発音するようになります。
つまり、”must”の”t”の音が脱落するってことです。
さっきの例文で省略すると
次のようになりますよ。
You mustn't eat food in this area.
③ ~に違いない(強い確信)
mustでは
「~に違いない」ってことで
使うこともあります。
もちろん、推理するとき以外にも
英語で使う場面がありますよ。
例えば
結婚式を迎えた人にたいして
次のように思うこともあるでしょう。
He must be happy.
「彼は幸せに違いない」
④ 強いおすすめ
この使い方では
コアの【迫ってくる】イメージが弱まりますが、
何かをおすすめするときにも使えます。
例えば、
行ったことのない場所の話が出たときに
次のように使えます。
You must go to Tokyo tower.
「絶対に東京タワーに行くべきだよ」
このニュアンスでは
助動詞”should”でも含まれていましたね。
助動詞”must”の場合には
should以上に強い意味合いでプッシュしたいときに
使うことになりますよ。
助動詞”should”について振り返りたいって方は
こちらの記事を参照してくださいね。
助動詞mustで過去を伝えるときの方法
助動詞mustで
過去形で伝えたいときに
どのように使うのか解説しますね。
助動詞shouldの記事では
助動詞shouldは助動詞shallの過去形って
解説しましたよね。
しかし、まず、
助動詞mustには過去形がないんですよ。
ではどう表すか。
① ~しなければならない(義務)
この意味の場合には
助動詞mustの代わりに
”had to ~”を使います。
この”had to ~”は
「~しなければならなかった」の意味になります。
ここで、
この"had"は
動詞”have”の過去形なんですよ。
なので、現在形だと”have to~”で
使うことになります。
過去の義務について伝えているので、
現在は強制力がないんですね。
一方でmustは
現在での義務感が強いニュアンスになります。
なので、”had to ~”で
過去の義務や拘束を伝えることができるんですよ。
Taro had to save money.
「太郎は節約しなければならなかった」
② ~に違いない(強い確信)
強い確信のときにも
過去形で伝えることができます。
このときには
mustを使って伝えることが
できるんですよ。
ただし、
このニュアンスで伝えるときには
他の発展的な英文法を理解しておいた方が
理解しやすくなるんですね。
なので、
mustを使うことで
強い確信でも伝えられるって理解しておきましょう。
まとめ
助動詞"must"のコアの意味は
【これしかないものが迫ってくる】です。
助動詞"must"では
次のような時に使うことができます。
① ~しなければならない(義務)
② ~してはいけない(禁止)
③ ~に違いない(強い確信)
④ 強いおすすめ
次回のお知らせ
次回は
助動詞”had better”について解説します。
できる限り丁寧に解説していきますので、
次回まで楽しみにしていてください(^▽^)/
See you again!
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