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化粧品の色を生み出す2種類の色材とは?|化粧品アウトプット#29

きむっちです。

化粧品で大切になる色材(しきざい)。
色材には2種類あるんですよ。どんな色材があるのか知りたくないですか?

この記事では化粧品の色を生み出す2種類の色材について解説していきます。

この記事を読むことで化粧品の色材の基礎を知ることができますよ。

色材の効果

まず、色材の効果について解説していきますね。

化粧品に色材を使う意図として、皮膚や髪に好みの色彩を与え、健康で魅力的な容貌(ようぼう)を作ることにあります。

髪の色と言えば髪を明るく見せるための金髪・茶髪以外にも、白髪を隠すための白髪染めなども含まれますよ。

2種類の色材

色材には2種類あります。
次のように分けられていますよ。

● 染料
 水や油、アルコールなどの溶媒に溶解させて
 溶解状態で採食できる色材
 (溶媒に溶けるもの)

● 顔料
 水や油などに溶解できない色材
 溶媒に分散させて使う

ここから詳しく見ていきますね。

1.染料

染料(溶媒に溶かして使う色材)では、次の2種類の色素があります。

● 有機合成色素

合成で作られたタール系染料

● 天然色素

動植物由来と微生物由来がある。
合成色素と比べて安全性が高いものが多い

2.顔料

顔料(溶媒に溶けない色材)の場合、次の4種類の使い方があります。

● 無機顔料

現在は合成品が主流。
耐光、耐熱性に優れているが鮮やかな色が出しにくい

● 有機顔料

溶媒に可溶しないものを分散させていない

● レーキ

染料を不溶化した色材

● 高分子粉体

球状のものと積層板状のものがある

【顔料以外にも使われる酸化チタン】

ここで、無機顔料の1つとして酸化チタン(TiO2)がよく使われます。
酸化チタンは顔料以外に光触媒(ひかりしょくばい)としてもよく使われる材料なんですよ。

ここで光触媒のことを広げすぎるとややこしくなってしまいます…
詳しく知りたい方はこの記事の一番下の自己紹介のnoteを参考にしていただけたら嬉しいです。

最後に

化粧品があるのは色材がしっかり作られてきたからということがわかって深まりますね。

化粧品においての色材のことを理解していくと、化粧品の捉え方が変わっていきやすくなりますよ。

次回のお知らせ

次回は粉体そのものの性質について解説していきます。
粉体そのものもミクロで見ると小さい穴もあるんですよ。

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最後までお読みいただきありがとうございます。

もっと詳しく知りたい方はこちらの本を参考にしてみてください。

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コメントもめっちゃ嬉しいです。

<きむっちの自己紹介の記事はこちら>

光触媒についても少し触れています。


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