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【基礎英文法】(22)比較表現④比較表現の強調-1|比較級での強調

きむっちです。

英文法について解説しています。

これまで
比較表現について
これまで解説してきました。

比較表現ってのは
次のようなものになります。

● 原級
● 比較級
● 最上級

この中で
比較級・最上級では
強調をすることができるんですね。

強調というのは
この言葉のように
比較級・最上級のニュアンスを
強める役割があるんですね。

今回は
比較級の強調について
解説していきます。

強調の内容に入る前に
基本を理解しておくことも大事です。

比較級の基本については
こちらの記事で振り返ってくださいね。


比較級の強調

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ここから
比較級の強調について
解説していきます。

これらの強調は
基本的に比較級の前に
付くことになりますよ。

いろいろな表現方法がありますが、
特徴があるものにフォーカスしますね。

【比較級の強調】

比較級の強調で
よく使われるのが
次の表現になります。

ここで、
形容詞・副詞の音節が長いときには
”more”の前に付けることになりますよ。

● far(とても)
● even(いっそう)
● rather(いくぶん)
● a bit/a little bit(少し)
● much(とても)

● far(とても)

farを使った例文としては
次のようになります。

He is far taller than I.
「彼は私よりもはるかに身長が高い)

moreを含む形容詞の場合には
次のような使い方になります。

His watch is far more expensive than mine.
「彼の時計は私のものよりもはるかに高価です」

ここで、
近い表現としてby farも使えるんですが、
使える場合が限定されるんですね。

少しややこしくなるので、
今回は省きますね。

● even(いっそう)

evenを使う場合には
比較するものが十分に大きい・高いなどの場合に
使うことになります。

例として
次のような場合を
考えてみましょう。

一般的に
男性で身長180㎝以上だったら
身長が高い方になりますよね。

その身長180㎝の人と
身長190㎝以上の人を比べるときなどに
”even”を使うことになります。

例文としては
次のようになりますよ。

Taro is even taller than Mike.
「太郎はマイクよりもいっそう身長が高い」

● rather(いくぶん)

身長の例で挙げると
それほど差はないけど、
身長が高いってことがはっきりしているときなどに
使うことになりますよ。

Taro is rather taller than Mike.
「太郎はマイクよりもいくぶん身長が高い」

● a bit/a little bit(少し)

倍数表現や数値での比較ではなく、
少し差があるように感じるときに
使う表現になります。

ただし、
この表現では
比較級の後ろに名詞を伴う場合(比較級+名詞)には使えないので、
注意が必要です。

He is a little bit taller than I.
「彼は私より少し身長が高い」
He is a bit taller than I.
「彼は私より少し身長が高い」

● much(とても)

比較級を強調するときに
使うことができます。

比較級の強調では
"very"を使うことができないので、
注意が必要です。

使い方としては
次のようになります。

He is much taller than I.
「彼は私よりもとても身長が高い」

moreを含む形容詞の場合には
次のような使い方になります。

That movie was much more interesting than this one.
「あの映画はこの映画よりもとっても面白い」

【muchを使った比較表現では
 比較級+名詞も強調できる】

強調でmuchを使うときには
比較級+名詞の場合でも強調表現で
使うことができるんですね。

例えば
次のような使い方ができます。

He has much more information than I.
「彼は私よりもたくさんの情報を持っている」

【発展編】
可算名詞のときにはmanyを使う

ここで、
形容詞+名詞を強調するときに
名詞が可算名詞の場合には
many”を使うことになります。

He has many more interesting books than I.
「彼は私よりも面白い本をとても多く持っている」

なお、
manyでは比較級だけを強調するときには
使えません。

形容詞を強調したいときには
muchを使った方がよいですね。

まとめ

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ここまで挙げてきた
比較級を強調する表現について
振り返っておきましょう。

● far(とても)
● even(いっそう)
● rather(いくぶん)
● a bit/a little bit(少し)
● much(とても)

最後の方にmanyを使った強調表現を解説しましたが、
形容詞・副詞だけを強調することが多いかと思います。

なので、
”many”を使った強調表現があるんだって
くらいで理解しておくと良いですね。

次回のお知らせ

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次回は
最上級の強調表現について
解説していきます。

比較級と似ているようで、
異なる点があるんですよ。

できる限り丁寧に解説していきますので、
次回まで楽しみにしていてください(^▽^)/

See you again!

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