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【基礎英文法】(25)接続詞-等位接続詞⑤|接続詞 so

きむっちです。

英文法について解説しています。

今回は
等位接続詞”so”の
特徴・使い方について
解説していきます。

等位接続詞について振り返りたい方は
こちらの記事をご覧くださいね。

”so”は
接続詞以外に副詞の使い方もありますよ。

形容詞・副詞の基礎について振り返りたい方は
こちらの記事をご覧くださいね。


接続詞soの使い方

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接続詞soは
次のように使うことがあります。

① 結論を伝える

結論を伝える場合
そのため」、「だから」、「その結果」などの
意味で使うようになりますよ。

I was very tired yesterday, so I went to bed early.
「昨日はとても疲れていたので、早く寝た」

② 話題を変える

話題を切り替えるときには
じゃあ」、「ところで」などの意味で
使うことになりますよ。

次のようなときに
soを使うことが多いです。

● 自分の話を切り替えるとき
● 相手の話を急がせるとき
● 相手の話をさえぎって、相手を急がせるとき
● 自分自身から話を切り出すとき

英文では
このように使うようになります。

So, let's start my seminar.
「それでは、セミナーを始めていきましょう」
I think I should break up with Taro.
「太郎ともう終わりにすべきと思うの」

→ So, what do you break up then, Hanako ?
「花子、じゃあ別れるの?」
So, that's all for today's seminar.
「それでは、今日のセミナーはここまでです」

③ 目的

目的を伝えたい場合、
~するように」の意味で使います。

Please be quiet so you can listen to this music more clearly.
「この音楽をしっかり聴きとれるように、静かにしてください」

④ soを文頭に出す使い方

相手の意見に合わせるときには
”so”を文頭に出して伝えることができます。

このとき、
主語と動詞の倒置が起こりますよ。

I like chocolate cake.
「私はチョコレートケーキが好きだ」

So do I.
「私も好きです」

ここでは
”do”を使いましたが、
相手の会話に合わせて
次のような使い方もできます。

● So am I.
● So do I.
● So was I.
● So did I. など

前回解説した接続詞norと同じような
使い方になるんですよ。

接続詞"nor"の記事を振り返りたい方は
こちらの記事をご覧くださいね。


【”So did I.”を使うメリット】

よく、
「私もそうです」と伝えるときに
”Me too.”を使うと習ったことがありますよね。

”Me too.”は
カジュアルな話し言葉で使うことが多いんです。

”Me too.”は
ビジネスの場面などでは
相応しくない場合があります。

そんなときに
”So do I.”の表現を使うことで
相手に対して失礼を与えない返事になります。

つまり、
”So do I.”は
ビジネスの場面などでも
使いやすい表現
なんですよ。

【否定文では”So do I.”は使えない】

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ここからは
もう少し深いところまで
解説しますね。

相手が否定文で話したときには
”So do I.”で相手に同意することができません。


相手が否定文で話したときには
Neither do I.”の形で返事します。

英文では次のようになります。

I don't like chocolate cake.
「私はチョコレートケーキが好きじゃない」

Neither do I.
「私もそうです(私も好きじゃない)」

”So do I.”と同じように、
相手の会話に合わせて
次のように返すこともできますよ。

● Neither am I.
● Neither do I.
● Neither was I.
● Neither did I. など

【”Neither do I.”以外の類似表現】

ここまで解説してきた
”Neither do I.”以外に
次の表現も同じように使えます。

● Nor do I.
● Me neither.

接続詞”nor”で解説した表現でも
同じように返答できます。

”Me too.”は否定文に対して使えないので、
”Me neither.”で返すことになりますよ。

接続詞以外でのsoの使い方

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ここで、
soは接続詞以外にも
副詞としても使うことができます。

ここでは
2つの意味合いをピックアップして
紹介します。

① とても

副詞”so”は”very”よりも主観的で
感情がこもった表現のときに使いやすいです。

I'm so pleased to meet you.
「お会いできて本当に嬉しいです」

命令文の否定形でsoを使うと
「そんなに」の意味になりますよ。

自分自身のペースに合わせてほしいときなどに
使うことになります。

Please don't run so fast !
「そんなに速く歩かないで」

なお、
veryの場合には
速く走る事自体を禁止することを促すので、
少し違うニュアンスになります。

Please don't run so fast !
「あまり速く走らないでください」

つまり、
”so”は”very”と同じような
使い方ができるんですね。

② そのように

この使い方では
soを代名詞のような使い方で
使うことができます。

前の会話の内容を
”so”ですべて受けることになるんですね。

使い方としては
次のようになります。

Do you think Taro will win the next game ?
「太郎は次のゲームで勝つと思いますか」

→ I think so.
  「そう思います
   (太郎が勝つと思います)」

接続詞”so”に近いニュアンスですね。
この使い方の場合には”so”を文頭に出していないから、
主語と動詞の倒置は起こりません。


もちろん、
否定する場合にも使えますよ。

Do you think Taro will win the next game ?
「太郎は次のゲームで勝つと思いますか」

→ I don't think so.
  「そう思いません
   (太郎が勝つと思いません)」

まとめ

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接続詞soは
副詞soと少し似たニュアンスになります。

また、”so”は
ここまで紹介した使い方以外にも
幅広い使い方があります。

なので、
接続詞と捉われるのではなく、
幅広い使い方があるって理解した方が
使いやすくなりますよ。

次回のお知らせ

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次回は
接続詞”for”について
解説していきます。

”for”は
前置詞として習うことが多いですね。

中学英文法では
”for”を接続詞としてあまり使うことが
ないかもしれませんね。

”for”は
接続詞として使うこともあるんですよ。

できる限り丁寧に解説していきますので、
次回まで楽しみにしていてください(^▽^)/

See you again!

≪きむっちの自己紹介はこちら≫


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