有効成分を探す|クスリのアウトプット#8
きむっちです。
クスリのアウトプットでは有効成分を見つけることが大切なんですが、どうやって見つけるのか気になりませんか。
この記事では、クスリでの有効成分の探し方について解説していきます。
この記事を読むことで有効成分を探すこと過程について知ることができますよ。
有効成分探しの歴史
最初に簡単に有効成分探しの歴史について解説していきます。
昔からクスリを使って治療するために動植物や鉱物から有効成分を見つける活動が取り入れられていました。
解熱剤で使われているアスピリンですが、起源はヤナギの成分なんですよ。
古代ギリシャでは痛風、リウマチ、神経痛などの痛み止めでヤナギが使われていました。
その活性成分が1819年に単離され、1838年になって同様な活性を持つ分解物としてサリチル酸が得られました。
サリチル酸は刺激作用や胃の粘膜の損傷などの損傷などの副作用があり、そのままクスリとして使用することはできません。
その後、サリチル酸のリスクを軽減させるためにアセチル化をしたアセチルサリチル酸が合成されることになりました。
このアセチルサリチル酸がアスピリンとして世界初の合成新薬として販売されるようになったんですよ。
微生物からも新薬が見つかった
意外かもしれないですが、微生物からも新薬が見つかりました。
微生物から見つけられたのがペニシリンです。ペニシリンは青カビから偶然見つけられました。
しかし、この発見だけではなかなかうまくいかないもんなんですね。
この先を知りたい方は下の書籍よりご覧くださいませ。
最後に
新薬を作ることは決して簡単ではありません。
サリチル酸が新薬として使えるようにするまでに60年近くかかっていることを考えても、簡単ではないことがわかると思います。
その分、新薬を広げることができれば多くの患者を救うことができるわけです。
新薬を作ることの大変さとともに患者を大きく救える可能性があると思うと、新薬開発を追いかけるのも面白いようにも感じます。
次回のお知らせ
次回はクスリの効果・毒性の調べ方について解説していきます。
まず動物で調べることから始まりますよ。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
もっと詳しく知りたい方はこちらの本を参考にしてみてください。
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