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複数のクスリの成分でも影響する?|クスリのアウトプット#35

きむっちです。

ここまでの記事でも何度か紹介してきたかもしれないですが、クスリには複数の有効成分が含まれています。

この有効成分同士でも相互作用を起こすことがあるんですよ。

どのような相互作用があるのか知りたくないですか。

この記事では、
複数の有効成分に伴う影響について解説していきます。

この記事を読んでいただくことで
成分同士の相互作用についてわかります。

【この記事を読んでいただく前に】

この記事を読んでいただく前に
こちらの記事(#33)を読んでいただくことで
さらにクスリの相互作用をさらに深く知ることができますよ。


複数の有効成分とは

まず、OTC薬(Over the counter、薬局で売られているクスリ)と医療用医薬品について説明していきます。

OTC薬は配合剤と言われていて、1錠に何種類もの有効成分が含まれています。

薬局で売られていない医療用医薬品では通常1種類の有効成分が含まれているのですが、複数のクスリが投与されることも。


【重複】
 同じような作用をするクスリの組み合わせ

同じ成分を含んだクスリを服用した場合、クスリの作用が強くなりすぎて副作用が現れやすくなる恐れがあります。

これをクスリの重複と言います。

風邪薬、解熱剤、睡眠補助薬などで重複の作用が起こる場合があります。


【拮抗(きっこう)】
 反対の作用をして効果が低下するクスリの組み合わせ

一方で、
反対の作用を持つ2つのクスリが相互作用を起こすことも。

クスリAが1だとしたら、
クスリBとの相互作用で0.3削られることもあります。

最終的に、AとBを組み合わせたことで
効果が0.7になってしまうことだってあるのです。

この作用を拮抗と呼びます。

また、
血圧降下薬を服用中の日とは、鼻炎用薬が症状を悪化させることもあります。


最後に

クスリでは
体内での溶解だけでなく、クスリの成分同士での相互作用を考える必要性があります。

● 重複
  同じような作用をするクスリの組み合わせ

● 拮抗
  反対の作用をして効果が低下するクスリの組み合わせ


クスリを服用する中で悪化する場合には、
自身で判断せずに医師もしくは薬剤師に尋ねてみてはいかがでしょうか。


次回のお知らせ

次回は今回紹介した飲み合わせで起こりうるリスクの予防策について解説していきます。

クスリの相互作用を防ぐためにも予防策を取り入れていきましょう。

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最後までお読みいただきありがとうございます。

もっと詳しく知りたい方はこちらの本を参考にしてみてください。
図解で説明されているから、さらに理解しやすくなります。

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<きむっちの自己紹介の記事はこちら>


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