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【基礎英文法】(19)thereを使った構文①|平叙文(肯定文)

きむっちです。

英文法について解説しています。

今回から
thereを使った構文について
解説していきます。

thereは副詞で「そこ」を意味しますが、
この構文だと「そこ」の意味ではないんですよ。

thereの反対語は
here「こちら、ここ」になりますが、
”here”ではこのthere構文とは違った意味になります。

今回は
基礎英文法として
be動詞を使った平叙文(「肯定文」とも言う)について
解説していきます。

この文法の中には
可算名詞・不可算名詞のことも含んでいるので、
振り返りたいって方はこちらの記事をご覧くださいね。

there構文の使い方

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ここからは
there構文の使い方について
解説していきます。

基礎英文法としては
be動詞を使った”there is”もしくは"there are"が
よく使われます。

なので、
ここからはbe動詞を使った場合で
解説していきますね。

この意味自体は
~がある」もしくは
~がいる」の意味で使われます。

thereを使った構文の語順としては
there + be動詞 + 名詞 + 場所 になりますよ。

ここからは例文で見ていきましょう。

【there is】を使った例文

まずは
there isからです。

単数のものを示したいときには
”there is”を使うことになります。

There is an orange on the table.
「机の上にオレンジがある」

また、不可算名詞の場合にも
”there is”を使うことになります。

不可算名詞が単数であっても複数であっても
”there is”で使うことになるんですよ。

There is some bread on the table.
「机の上にいくつかのパンがある」
There is plenty of time.
「たくさんの時間があるよ」

ここで、
この”there is”は会話の中では
"there's"と省略されることもありますよ。

ただし、文章として書く場合には
省略しないことが多いです。

過去のことを伝えたいときには
過去形で”there was”で使うことになりますよ。

過去形を使った例文では
次のようになります。

There was a book on the desk.
「机の上に1冊の本があった」

【there are】を使った例文

次は
there areを使った例文で見ましょう。

このときには名詞が複数形になります。
不可算名詞の場合には”there are”が使えないので、
注意が必要ですよ。

There are some oranges on the table.
「机の上にいくつかのオレンジがある」

また、
可算名詞でも不可算名詞でも使える
”a lot of”、”plenty of”の表現で、
可算名詞の時には
”there are”を使う
ことになります。

There are a lot of restaurants on this floor.
「このフロアにはたくさんのレストランがある」

ここで、
この”there are”は会話の中では
"there're"と省略されることもありますよ。

ただし、文章として書く場合には
省略しないことが多いです。

過去のことを伝えたいときには
過去形で”there were”で使うことになりますよ。

過去形を使った例文では
次のようになります。

There were three books on the desk.
「机の上に3冊の本があった」



ここで少しブレイクです。

この例文の中で出てきた"orange"って
どんなものか知っていますか。

もしかしたら「みかん」と思っている方が
多いかもしれませんね。

「オレンジ」と「みかん」のことを
詳しく知りたいって方は
こちらの記事をご覧くださいね。

果物のオレンジの記事はこちら

果物のみかんの記事はこちら

there構文の使い方

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ここからは
there構文の使い方を解説しますね。

there構文を使うときには
初めて話題に出てくるものに対して使う表現なんですよ。

つまり、
会話の流れの中で
不特定のものに対して使う構文になります。

また、
there構文は【場所】にウェイトを置いた
英文として使うことになります。

特定されているもののときには
there構文は使えません。

【thereが使えない場合の例】

ちょっとわかりにくいかもなので、
there構文が使えないケースについて
もうちょっと詳しく説明しますね。

例えば、
”my bag”だと「私のバッグ」って
特定されていますよね。

冠詞の”the”も
特定しているときに使うものになります。

なので、
冠詞の"the"が含む表現でも使えません。

そういうときには
thereを使わない文章で表せますよ。

例えば”my bag”を取り上げたいときは
次のような英文になります。

My bag is on the table.
「私のバッグは机の上にあります」

”the bag”を取り上げたいときは
次のような英文になります。

The bag is on the table.
「そのバッグは机の上にあります」

there構文の特徴

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there構文を使うときには
本当の主語(真主語)は他の名詞になります。

つまり、
”there”は形式的な主語になるんですよ。

さっき挙げた例文だと、
”an orange"が本当の主語になります。

There is an orange on the table.
「机の上にオレンジがある」

thereを使った構文以外でも
形式的な主語を取るパターンがありますが、
ここで解説すると少しややこしくなりそうです。

なので、
必要に応じて他の英文法の項目で補足しますね。

次回のお知らせ

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次回は
thereを使った疑問文や否定文について
解説していきます。

できる限り丁寧に解説しますので、
それまでお待ちくださいね。

それでは次回まで
楽しみにしていてください(^▽^)/

See you again!

≪きむっちの自己紹介はこちら≫




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