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閑話休題 イジメ対策は 悪人正機が効く

おはようございます

着物推しの紅です。


〈 親鸞の善人悪人とイジメ の巻 〉

今は午前9時過ぎ

昨日何があったのか思い出そうと思っても浮かばない。

今日は昼から来客予定でランチを出すので朝は作り置きの味噌汁と、ルーチンになってしまったカボチャのスープだけの朝ごはん。

お天気はよいそうなので布団を干すことに。

昨夜はちょっと肌寒かったので冬掛け布団を準備しよう。

#冬の備え


そうそう、昨夜けっこう遅い時間に結婚式場で働いていた時の同僚のお姉さまから電話が。

お姉さまはまだそこで働いている。

なにやら理不尽な目にあったらしい。

「よくわかります」

しばらくお話を伺った。


お姉さまたちに技術に見合う待遇をし、気持ちよく働いてもらいお客様に喜んでもらいたい。という思いで起業中の紅。

お尻を叩かれた気分でカラ元気を出した。先は遠い。_| ̄|○


紅はだいぶ前に

「このオーナーのために働きたくない」

と思ってその会社の仕事を受けるのをやめた。そうしたら何の連絡も来なくなった。

時々、クレームが起きた時、紅にまで引き締めの連絡が入る「危機管理が足りない会社だな」

#危機管理


昨日からのテーマ、イジメの話にもどそう。

「3月のライオン2」というアニメはイジメをテーマの1つにしている。それを最近みてから、紅の中の「過去の何か」が刺激されたようでここ数日、紅は落ち込み気味。


学校の教室という見えない格子で拘束された逃げ隠れできない空間で居場所を見つけられずに、不安な時を過ごす子ども。

その存在を知りつつ、苦しみに共感しつつも何も変えようとしないこの国のオトナたち。

イジメた側の子ども達は

「幸せだとでもいうの?」

#イジメた側は幸せか


このアニメを見ていて感じたのは

「居場所のない不安な心を抱えて苦しむ存在」

を人間が好むんだということ。

自分は決してハブかれる存在にはなりたくないけれど、そういう人がいることで励まされたり、一人ではないと感じられたり。ある時は同一化して腹立てたりするけど、ある時は惨めに思って自分とは切り離したり。

そんなサンドバックみたいな好き勝手に抱きしめたり突き飛ばしたりできる存在が、ヒトは好きなんだ。

どこまでもどこまでも自分ではない誰かが苦しいひどい目にあい、理不尽な思いをし踏みにじられるのが、ヒトは好き。

そこから成功をつかむ瞬間の強烈なカタルシスを味わうには、どん底は深ければ深い方がいい。

なるほど視聴者は自分では気付かないけど残虐的な欲望を満たしているのかもしれない。

#カタルシス


イジメはない方がいいのか?

イジメが無くならない理由は、ヒトがイジメを必要としているから。

障害やイジメがないと「ドラマ」にならない。

紅のようなワクワクドキドキがない生活。

多くの人は退屈しちゃうんだろう。


たとえ

現実には何もなくても仮想敵を作ることでイジメに似た効果を作り出し、仲間の結束は強まる。ヒトとは単にそういう存在なんだ。

難しい教えを紅は知らない。ここで出すのが適当なのかはわからないけど

イジメた側の子にスポットが当たるのを見ていたときに

「悪人正機」

が浮かんできた。

イジメた側がイジメることで幸せになるわけでもない。ハケ口にだって本当はなっていない。S体質のヒトのことはここでは置いておく。

イジメた側も苦しんでいる。ハッピーなわけではない。

このことをどうか忘れずにいてほしい。

イジメは勧善懲悪では解決しない。


イジメを受けた人がカミングアウトすることは社会の中で認められてきた。

「むかし、イジメを受けた」

という言葉を口にしても、評価が下がる危険は少なくなった。

#時代


「むかし、イジメをしていた」

という言葉を口にすことはまだはばかられる世の中だ。

だとしたら、今この世の中で口に出せない傷を抱えてしまった人たち。それも物事をよく知らない子どもの頃にしてしまった過ちを解決する機会も方法も知らないまま暮らしている大人が結構いるんだろう。

その人(悪人)から先に救われるのはとても腑に落ちた。

#エントロピー


人は皆、悪人と親鸞は言ったらしい。

イジメられた側もしかり。


現実の対応にはイジメた側のケアを入念にすることが肝心なようだ。

誰だって人として大切に扱われたい。


どんな人と出会えるかが人生を決める。

たぶん、その人は自分の中にしかいない。

あーーーーーーまたわからなくなりそう!


でも、

きっとそう。


今日の写真は付け下げ。

稚児の愛らしい着物です。

着る人を選ぶかな?

中国の子どもを描いた「唐子」という柄も着物ではよく使われます。 紅

#稚児



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