映画#77『ジョン・ウィック:パラベラム』
前作のラストの直後から、物語がスタートする。
裏社会の聖域の不変の掟を破ってしまったジョン。
そこに襲い来るは世界中の手練れの殺し屋たち。
当然ジョンはいつも通り容赦なく全員ぶちのめしていく訳だが。
今作はとりわけ戦い方に関するバリエーションがより豊富なものへと進化していた。
馬で敵から逃げつつ応戦したり。
ナイフを投擲して滅多刺しにしたり。
敵から奪った刀で戦ったり……。
けど結局、ハンドガンのスタイリッシュな戦い方が一番カッコいいって言う。
引き金の音と鮮血と共にヘッショを撃ちまくる姿があまりにも映えすぎてる。
ストーリー的にはいつもの「復讐」と違い、ひたすらジョンが「逃げる」。
「コンチネンタルの聖域の掟を破った」という大罪を犯したジョン。
今までジョンのジョンの味方をしてくれたコンチネンタルは、当然手を貸さない。むしろジョンを殺そうと意気揚々だ。
そんな訳で、NY、ヨーロッパに続きアフリカにまで足を伸ばすのだった。
終盤ではコンチネンタルとも和解し、NYコンチネンタルのオーナー、フロントマンと共闘し、主席連合の部隊と交戦する。
……が、そこでジョンは盛大な裏切りを受ける。オーナー、フロントマンは主席連合の権力に屈してしまったのだ。
もはや貴様に用はない、と言わんばかりにジョンはあっさりと切り捨てられる。
ラストでは、ローレンス・フィッシュバーン演じるバワリーとジョンが再び合間見える。
2人とも、主席連合から散々な仕打ちを受けたもの同士。
主席連合への強い憎しみを抱きながら、物語は終幕を迎えるのだった。
(この時、ジョンは銃弾で撃たれた上にホテルの屋上から突き落とされている。が、それでも生存している辺り最早ジョンは何しても死なないんじゃないかとすら思えてしまう)
今作は珍しく、ジョンが復讐をしない物語だった。
が……次回作はとんでもないことになりそうだ。
それではまた、次の映画にて。
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