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映画#66『ブラックアダム』

『ブラックアダム』(”Black Adam”)

監督:ジャウム・コレット=セラ
原作:DCコミック(オットー・バインダー、C・C・ベック『ブラックアダム』)
出演:ドウェイン・ジョンソン、サラ・シャヒ、オルディス・ホッジ、ノア・センティネオ、クインテッサ・スウィンデル、マーワン・ケンザリ、ピアース・ブロスナン、他
配給:ワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズ
公開:2022年10月21日(米国)12月2日(日本)
上映時間:125分
製作国:アメリカ合衆国

Wikipediaより引用

破壊神、DC映画をぶっ壊しに降臨。


悪いやつは全員処刑。無慈悲に全てを力でねじ伏せる、史上最強のダークヒーロー・ブラックアダムが満を持して実写化。

冷徹で寡黙な破壊神・ブラックアダム。
でも皮肉を皮肉で返す、なんてユーモアな一面も。

演じるのは『ワイルド・スピード』などに出演した、「ザ・ロック」ことドウェイン・ジョンソン。元レスラーでもある彼が放つ威圧感の凄まじさは、まさにブラックアダムにはピッタリだと言えるだろう。


また主役はブラックアダムだけではない。現代に蘇った彼を止めるべく出動したのは、正義のヒーロー軍団「JSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)」だ。

左から「アトム・スマッシャー」「ホークマン」「ドクター・フェイト」「サイクロン」

「完全なる正義」を信条とするJSAと「敵在り、我怒る、故に殺る」論を唱えるブラックアダム。彼らの「正義」の定義は当然真反対であり、物語の中では幾度となく衝突する。

絶対的な正義とは何なのか…少なくともブラックアダムの考える正義は、他のヒーローたちやダークヒーローたちとは異なるもの。これもまた、ブラックアダムが持ち得る魅力の一つだろう。


また今作で確信したのは、最近のDCコミックは単独作の作り方が上手いってこと。『アクアマン』の大ヒットから始まり、『ジョーカー』や『ザ・バットマン』、そしてドラマシリーズの『ピースメイカー』など、その多くがかなり好評を得てきている。

他にも、DC映画の総指揮には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結』などを手掛けたジェームズ・ガンが就任。

果たして今後のDC映画はどうなってしまうのか。ここからがDCユニバースの真の幕開けとなるのか。今後の動きに期待大である。


今年も残す所あと少し。来年公開の作品群に注目がいく一方で、今作をはじめまだまだ2022年の映画は終わらない。

なんせ一週間弱後には『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が控えている。ジェームズ・キャメロンはまたもや、映画界に旋風を巻き起こすのか……瞬きする暇も無いぞ、2022年。

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