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映画#34『トランスフォーマー/リベンジ』

『トランスフォーマー/リベンジ』
(”Transformers: Revenge of the Fallen”)

監督:マイケル・ベイ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、マーク・ヴァーラディアン、ブライアン・ゴールドナー、マイケル・ベイ
出演:シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョン・タトゥーロ、ジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、ピーター・カレン、ヒューゴ・ウィーヴィング、他
製作会社:ドリームワークス
配給:パラマウント映画
公開:2009年6月20日(日本)6月24日(米国)
上映時間:150分

Wikipediaより引用

誰が堕ちるのか、そして誰が這い上がるのか。

2007年公開『トランスフォーマー』の続編。

前作におけるオートボット達の活躍もあり、アメリカの政府もディセプティコン達の討伐に協力。

しかしディセプティコン達はある計画を実行すべく動いていた。それは彼らのリーダー、メガトロンの復活。

メガトロンは前作での決戦の末機能を停止し、海の底に沈められていた。サウンドウェーブらの策略によりメガトロンは復活し、ディセプティコン達は再び動き出す。

しかしメガトロンの復活には、更なるディセプティコン達の計画が隠されていた。未知なる脅威に、オプティマスらオートボット達はどう立ち向かうのか……?

というのがざっくりした物語の流れ。

変身する際の緻密な動きを表現するCGの完成度の高さはさることながら、登場するトランスフォーマー達の種類も増加している。

トランスフォーマーの魅力はやはりそこに集約されていると私は思う。決してそれ以外の要素が欠けているということではないが。

さて、原題にもあるように今作のテーマは「Fallen」。意味は「落ちた、破壊された」というもの。トランスフォーマー達にとって破壊されるということは死そのものを意味する。

前作では大暴れをしたオートボットのリーダー、オプティマスプライム。今作ではなんとメガトロンの手によりオプティマスが命を落としてしまう。

堕ちる者もいれば、這い上がる者もいるのが世の常。メガトロンはまさしくそういった存在であると言えるだろう。

更にそれはトランスフォーマー達に限った話では無い。前作では国家機密組織「セクター7」として行動していたシーモア・シモンズも、今では母親の肉屋を経営している。これもまた「堕ちた」結果であると言えるだろう。

そして主人公のサム・ウィットウィッキーも例外では無い。地球を滅ぼすべく襲来した「ザ・フォールン」を止めるべく、オプティマスの死骸に「リーダーのマトリックス」を注入し甦らせるために奔走するが、ディセプティコンの爆撃により一度命を落としてしまう。

しかしオプティマスの先祖の力により息を吹き返し、オプティマス自身も復活を遂げる。彼もまた、メガトロンと同じく「這い上がる」ことで蘇ったのだ。

「I rise, and you fall.」
「私は立ち上がり、貴様は堕ちる。」

強大なる力を持つフォールンでさえ、蘇ったオプティマスにとっては塵芥も同然だったのだろう。

こうして地球は再びオートボット達の手により救われた。たとえ次なる敵がどれだけ強大であろうとも、どれだけ窮地に立たされようとも、どれだけ「堕ちよう」とも、

彼らは再び「這い上がる」だろう。


まとめ

ジェットファイアーの部品をオプティマスが装着しフォールンに挑みかかるシーン、あそこが何よりもカッコよすぎる。

スタースクリームの小物感が増していたり、前作で喋れるようになっていたハズのバンブルビーが再び喋れなくなっていたりと、設定的に違和感を感じる部分も多い。

だがトランスフォーマー達がカッコ良ければそれでいいと私は思っている。それに尽きる。

それではまた、次の映画にて。

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