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映画#41『スパイダーマン』

『スパイダーマン』(”Spider-Man")

監督:サム・ライミ
原作:スタン・リー、スティーヴ・ディッコ『スパイダーマン』
出演:トビー・マグワイア、ウィレム・デフォー、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ、クリフ・ロバートソン、ローズマリー・ハリス、J・K・シモンズ、他
製作会社:コロンビア・ピクチャーズ、マーベル・エンタープライゼズ、ローラ・ジスキン・プロダクションズ
配給:ソニー・ピクチャーズ・リリーシング(米国)ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント(日本)
公開:2002年5月3日(米国)5月11日(日本)
上映時間:121分
製作国:アメリカ合衆国

Wikipediaより引用

「大いなる力には、大いなる責任が伴う。」

2000年代初頭、『X-Men』と共にMARVEL映画の人気の先駆けとなった『スパイダーマン』

監督であるサム・ライミは、当時『死霊のはらわた』シリーズで監督を務めたことで人気を博していた。その為か、今作では度々ホラーチックな演出(ジャンプスケアなど)が取り入れられている。

さて、この度スパイダーマンの映画作品を観返すことにしたのだが、トビー・マグワイア演じるスパイダーマンは他のシリーズよりもピーター・パーカーの複雑な心情を見事に演じ切っている、と確信に至った。

もちろんスパイダーマンのスピード感溢れる戦いも素晴らしい。現代の映画にも劣らないCGは非常に魅力的だ。当時2002年公開の映画でこのクオリティは正直脱帽せざるを得ない。

しかし、劇中で亡くなった叔父の「大いなる力には大いなる責任が伴う」という言葉や、ヒロインのMJとの恋愛などが、ピーターの心を縛り付ける。それはもはや呪いに等しい代物であり、まだ10代のピーターにはあまりにも大きすぎる重荷だ。

ぐっちゃぐちゃな心情を無理矢理処理し、街の人々を救うべく奔走する姿は、勇ましさとは別にどこか哀愁を漂わせている。原作と違い、相手を煽るような言葉を吐かないのも、その要因の一つかもしれない。

このピーターが抱えるジレンマや戸惑いは、三部作に共通してずっと続いていく。悩み、戸惑い、それでも街の平和を守るべく、スパイダーマンは今日もNYを駆け巡る。


まとめ

この作品を観ていつも思うのが、ウィレム・デフォーの演技が本当に完璧すぎる。果たして彼以外にグリーンゴブリン役が務まるのか、と真面目に疑いたくなってしまうレベル。

あとサム・ライミ版スパイダーマンでよく言われるのがMJの尻軽さ。どんだけ男を取っ替えれば気が済むんだこの女。確かに美人だけど普通にこれは付き合いたくない。ちなみに次回作はヤバさに磨きが掛かっている。乞うご期待。

ここからMARVELの人気が加速したと考えると、後々の作品のヒットも鑑みるとめちゃめちゃ偉大だなーと。さすがは親愛なる隣人。

それではまた、次の映画にて。
できれば年内にスパイダーマンの映画全部おさらいしたいですねぇ。

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