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先天性心疾患⑨術後から退院まで

術後7日目。
食欲も少し出てきたので、午前中に酸素と鼻管が外れました。
鼻管で飲み込みづらさがある感じだったので、本人かなり解放されたぽかった。
そして午後からは心電図に酸素モニターも外れ、更に身軽に。
残るは点滴3本とペーシングワイヤーにドレーン替わりの細いチューブ。

術後8日目。
食欲が大分戻ってきてよく食べるように。
そしてたまに声出したりと術前の末娘に戻ってきました。
夜には笑顔も見られるようになってその笑顔に涙が出てしまいました。
術後はぐにゃぐにゃになってて抱いたり支えなしでは座らせれなかった背筋が伸びました。

術後9日目。
点滴が1つなくなりましたがまだ2つあり。
片手片足に点滴があってがんじがらめ。
元々やんちゃな末娘は動きづらくてもハイハイしたりつかまり立ちしたり。
なのでしょっちゅうグルグル巻きになって、かなり危なげです。
(病着が乱れて大変だったので前開き肌着にしたら、乱れず過ごしやすかった)
何か興奮してたのか夜は0時近くまで寝なくて大変でした。
「ちゃんと寝ないと良くならないんだよ」って言ったら、スンスン泣いてました。

術後11日目。
手の点滴が取れて手が自由になりました。
術後12日目。
足の点滴も取れて手足完全自由になりました。
そして大部屋に移動しました。

術後15日目。
大部屋に移動してから特にすることもなく毎日のんびり。
2日に1回のレントゲンは、常に全力抵抗し大泣きです。
血圧測定も大嫌いな様子。
でも朝昼晩のサチュレーションも泣いてても99という数字!
すごいな~と毎回感動。
顔色も良いから体に酸素行き渡って楽なんだろうなぁ( ;  ; )

そしてきっと慣れることはないと思っていた私ですが、末娘が看護婦さんに笑顔を振り撒くようになりました!
(それまでの拒否が信じられないぐらいでした)
自らバイバイしたり抱っこまでされるように!
何がきっかけに変わったんだろな。

そしてそして「小児科でエコー検査やって結果良ければ帰れるよ」と言われてますが、肝心の小児科から呼ばれず、混んでるらしい。
明日は呼ばれるといいな。

術後16日目。
エコー検査があり、所要時間は1時間ほどでした。
結果は、心室の穴はパッチを縫った針穴程度が残ってるが成長と共に塞がるとのこと。
形成された肺動脈弁は立派に機能され、逆流が全くないとのこと。
ただ弁輪を切って形成した為、その部分の狭窄が残ってしまったこと。
時間が足りなくて狭窄してる血管は1つそのままとのこと。
ただ心臓の根治は出来てるので、今後は経過を見てカテーテルをやり、場合によっては手術などあり得ること(でもそれは何年か先の話)。
総合的には問題なく、退院OK!とのことでした。
根治と言っても完治とは違うから、末娘にとってこれから長い付き合いになるんだな、と思った。

トリクロ効果でぐっすり寝てたのにドレーンの抜糸するって起こされるし、酔っ払って危ないってわかってるなら起きた後にしてほしかった。
なんせその後、不機嫌で大変だった。
それからまた変な時間に寝ちゃったから消灯過ぎても寝れないみたいで、しばらくおんぶで徘徊してやっと寝て入院生活最後の日は終わりました。

術後17日目で退院になりました。
昼までには帰りたいと日中の担当看護師さんに言っといたら、すぐに手術を担当してくれたT医師が来てくれて、末娘の現状況や質問に答えてくれました。
とても忙しい医師だし保護者には厳しく能面、話し方も冷たい印象でぶっきらぼうに見えるけど、問いには辛辣に答えてくれたり子供には笑顔を見せたり本当は優しいんだろなと思いました。
(当時、神の手と言われてる医師でした)
11時には病院を出て、自宅には15時頃到着しました。

※末娘の心疾患の話は、過去の日記を見て書いてるので、当時と今の感情が行き来しています。読みずらかったらごめんなさい。

⑩に続く。

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