見出し画像

仕分け作業

親子三人で昼食を食べた後、二階の大掃除をしていると、押入れの奥から、こちらに移って以来、まったく使っていないものと共に、BB弾が出てきました。
独身の頃、地元の友達とサバイバルゲームをしていた頃の残りが、箪笥の肥やしになっていました。
ボトルに入ったBB弾を引っ張り出して眺めていると娘が
「なにそれ」
と気になる様子です。
「お父さんの昔のおもちゃやで」
と言うと
「ふーん」
と言いながら、少し取り出して、段ボールの中にまき散らし
「おにわーそと、しよう」
と誘ってきます。BB弾の用途については興味がない様子。
一緒にBB弾でおにわそとをしていると、娘が一つのボトルに違う色のBB弾が入っていることに気づき、
「わけよっか」
と段ボールにBB弾をジャラジャラと移します。ボトルは大x1、中x2、それぞれに6分目くらい入っているので、ざっくり4000発のBB弾を娘と二人で、色ごとに分けることに。
細かい作業で時間もかかるから、今日中には終わらないなと思っていました。作業を始めて1時間位たっても、娘は意外と平気な様子。
色分けする作業をしてみたり、色分けして、少し溜まった箱から各色のボトルにBB弾を入れてみたり。
自分で作業を変えながら飽きずに頑張っています。もちろん手先がまだまだ器用とは言えないので、ボトルに移す際に1~2割はこぼすこともあります。テンポよく仕訳けているようで、間違った色をほかの色のBB弾に混ぜてしまったり。
途中、2人でダラダラしたりしながら、ぼちぼち作業を続けます。そのうち下から、妻の作る夜ご飯のおいしそうな香りが漂ってきます。
「お腹すいたね」
と言い合いながらコツコツ作業を続けます。
結局3時間ほどかけて色分けが終わりました。
自分が言い出したからなのか、途中でほかの遊びをしようともせずに、よく最後までやり切ったなぁと感じました。
作業が終わると
「おわったね、よかったねぇ」
とにっこりしていた娘がとっても印象的でした。
体力も、集中力も少しづつついてきているんだなぁと感じる出来事でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?