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自分の生き方ってありますか?

「一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。」冬野夜空 
  一人の少女が一人の少年を専属カメラマンに任命する。
  その少女は重い病気を患いながらも笑顔があふれている少女。
  その少女に少年は影響を受け、ある決意をする。
  その決意に真摯に向き合い、守り続ける少年と
  命を最期まで輝かせる少女。
  二人が強く、強く生きる物語。
  最初の3ページを読み終わった時に読むと涙する。
そんな物語です。

私はこの小説を読み終わって感じたことは最期を撮るということはどれほどの
苦痛があるのだろう。どれほどの覚悟が必要なのだろう。
ということでした。
そして、「この少女のように生きたい」と思いました。

私は自分を偽る癖があります。
行きたくなくても「行くよ」といってしまう。
やりたいことも言い訳をして「できない」といってしまう。
相手が傷つかず、平和に終われるような相槌をうつ。
そして、人と付き合うことに疲れてしまう。
そんな癖があります。

でもこの少女は
座右の銘は「やらない後悔より、やった後悔!」
行きたいところは「全部行く!」
やりたいことは「全部やる!」
思っていることを素直にぶつける。
そんな少女です。

最期がわかっていたから…なのかもしれません。
ですが、そんな生き方ができれば
一度しかない人生を誰よりも輝かせられる。
誰かの心に残ることができる。
誰かの人生を変えることだってできる。
そう感じました。

私はどう生きたいだろう…と感じました。

私は何かを残したい。
そう思います。それが何かはまだ明確ではありません。
ですが、何かを残したい。誰かに何かを残したい。
自分の生きていた証が欲しい。

自分の知らなかった一面を知ることができました。


本は本当に素敵な参考書です。
一つの物語が今この世界に生きている自分と重なって
自分を省みることができる。
そして、自分が何を思っているのか知ることもできる。

本当に本が大好きだとも感じれた作品でした。


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