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脱・のっぺらぼう&間延び!スピーチ・プレゼンテーションに起伏を!

「のっぺりしている」「起伏がない」「ダレてる感がする」「間延びしている」・・・といった感覚に襲われたこと、ないかな?もしくは、そのようなフィードバックを受けたこと、ないかな?

スピーチやプレゼンテーションをするにあたり、原稿を書いたりすると思う。そして実際に(スピーチやプレゼンテーションを)やってみる。そのパフォーマンスに関する自身の印象であったり、周囲からの感想として、前述のような印象や感想、もらったこと、ないかな?

先に言ってしまおう。それはひょっとしたら、あなたが持つ誠実さと、起承転結というストーリーがもたらした副作用かも知れない。今回は、あなたのスピーチやプレゼンテーションに起伏をつけ、オーディエンスの関心を引き続けるための工夫を書いてみたいと思う。

さらば!のっぺりしたスピーチ・プレゼンよ!解決方法は・・・GAFAにある?!


ひらたくなる原因はズバリ!「説明」!

「日本のドラマは説明セリフが多い」なんてことを耳にしてて。「実際には誰が言ってるのだろう?」と色々と調べているのだけど、なかなか「これだ!」ってのが出てこない。ただ肌感覚では、理解できる。

そんな「説明マインド」が、スピーチやプレゼンテーションの根底にも流れてるのだと思う。それは起承転結というストーリーマインドが大いに影響してる。起承転結の流れって、それ自体は決して悪いものじゃないのだよね。ドラゴンボールだってジョジョシリーズだって、起承転結してる。ただ、スピーチやプレゼンテーションといった、時間的な制約が大きいもの、そして、聴き手が必ずしも能動的でない可能性を含んでいるもののような場合は、この起承転結という方式、仇となる。とりわけ「起」と「承」への時間配分を割いてしまい「結局、何が言いたかったの?」といった印象になってしまうことも。

「起」と「承」には、かなり「説明」という要素が加わるのだよね。主人公の生い立ちであったり、周囲の環境であったり、悪玉はこんな感じ・・・とか、その世界観を構築していくのに「説明」が不可欠になるのだよね。

ドラゴンボール(初期の頃ね)だったら・・・

①「起」ドラゴンボールの説明 それを探すブルマと孫悟空との出会い 冒険のはじまり

②「承」冒険の途中での様々なエピソード(孫悟空の年齢や尻尾の話 etc)
③「転」ピラフ一味とのドラゴンボール争奪戦
④「結」いよいよ神龍の登場!願いは叶うのか?!

・・・って感じかな。マンガ、読みたくなってきたね(笑)

スピーチでも、プレゼンテーションでも、聴き手としては状況を理解・把握したいから説明は必要なんだよね。ただ、多いのよ、説明が。スピーチやプレゼンテーションで、最も大事なもの(後述する)が、後から(「起承転結」でいうなら「結」あたり?)出てくる予定なのだけど、「起」「承」辺りの説明が、まるで大きく広がる草原のように横たわり聴き手を飽きさせてしまうのだよね。一定のリズム、変わらない風景、みたいなね。

その説明って、必要なの?それが聴き手に伝えたいことなの?な疑問が発生してしまうぐらい。それくらい「起」「承」と「説明」のコンボは、難しい。

もっと言うと、起承転結を根底としたストーリーは「尺」に余裕があるからそれぞれのセクションでさらに細かい「起承転結」を作ることも可能になる。そうなると一見「起承転結」になってない展開もある訳だ。

忘れちゃいけない、僕達はスピーチやプレゼンテーションをしようとしてるのだよね。ストーリーテリングの技術・要素は必要なのだけど、それは手段であって、目的では、ないのだよね。

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