目指すところ
飲食店の魅力とは
単なるプロダクトの質ではなく、総合的な評価である。
意識的にか、無意識的にか、という事は置いておいて、「良質だ」と感じる飲食店には色んなところに様々な"スイッチ"が施されている。
それは、一見してとても飲食業の仕事とは思えない、別の畑の情報が元になったものが多い。
「接客」なんて、心理学、コミュニケーション学の要素が満載だし
「料理」にしても、物理学、哲学、脳神経科学などの要素が入り込んでいる
「室礼」には、禅宗などの歴史が
「器」には天文学的な自然の摂理が
「BGM」には、神経系の科学的要素が含まれている
「何を良しとしているのか?」
もちろん、こんな事まで考えていないけれど繁盛しているお店もある。別軸で魅力を引き出しているお店、コストパフォーマンス的に、客層的に、別に流行る要素がある店なんか山ほどある。
私のお店は、こんな事まで考えている店でありたい。
それは何も、勉強熱心アピールをしたいわけではなく、単純に私が「好き」だからだ。
この様に、掘り下げて分解して、根本理解を深めていく作業が好きで好きで仕方がない。
「好きこそ物の上手なれ」
とはよく言ったもので、知れば知るほど拘りの目盛は細かくなっていく
そしていずれここには、共感頂けるお客人が増え、文化人の集う場所になってくるはずだと、信じている。
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