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Requiemサンプル

小川紀美代
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韓国、台湾公演中止になりました

新しいアルバム「Infinity」の制作は、アジアツアーあってのものでもあった。
ジャケット写真の亡き親友、セリーヌ・バケと多くの時間を過ごした韓国。
この写真もチェジュ島の海での撮影だ。
発売日を彼女の誕生日である3月18日にした。
そしてその日を、仲間たちと過ごしたい。
彼女の死から遠ざかっていた仲間たちと再会し、パフォーマンスを共にしたいという願いのもとで作ったアルバムだ。
そして、韓国で頑張っているバンドネオンの生徒もたくさんの協力をしてくれていた。

台湾は彼女が亡くなった地だ。
一緒に行くはずだった場所に、行きたかった。
行って彼女の魂に演奏を捧げたかった。
ここにも、大切な友人たちがいて、今回の公演の企画をしてくれた。

香港然り。
香港公演については今、やりとりを進めている。
大きな公演ですでにチケットは発売されており、ポスターやパンフレット全てに私の名前が掲載されている。
キャンセルができるかどうか今、先方の返事を待っている。

何れにしても私個人の問題ではない。
この先渡航、入出国制限も各国で厳しくなっていくだろうし、この時点でのキャンセルは苦渋の決断だったが仕方ない。
優先すべきは、一人ひとりの身の安全とウィルスの拡がりを助長するような動きをしないことだと思う。

この曲「レクイエム」は韓国のダンサーの友人のお父さんが亡くなった時に作った。
韓国語でうまく慰めることはできなかったが。この曲でパフォーマンスするツアーをした。
その時の美しい思い出が、蘇ってくる。

これも一つの流れとして、受け止めていきたいと思う。

みなさんのサポートは、音楽活動を続けるため、生きていくために、大切に使っていきます。そして私も、誰かの小さな心の支えになれますように。