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記憶のはなし

今日は「記憶」のはなしを😊

歳を取るごとに昔の記憶は少しづつ消えていきますね。


幼い頃、色んな細かなことや人の名前なんかをすぐに覚えては両親から「そんなことよく覚えてるね!」と言われて得意になっていました(^。^)

小学生の姉が国語で習っていた「八郎」という物語を私が丸暗記した時は両親も

「この子は天才かも!」

って思ったようですが、

しっかりわたしは裏切りました😎フハハハハハ


とはいうものの、年々誰でも記憶力は薄れるもので、今や生粋の「忘れん坊」のkimiさんです🤪


だけど、幼い頃の思い出で今も忘れていないことってありませんか?


例えば私は、

熱を出すと仕事から帰った父が必ず大きな手で寝てる私のおでこに手を当てて「ありゃー!」と言うこと。その手が暖かいこと。

棒針で編み物をする母に憧れて、お箸を2本使って母の横で真似て編み物をしたこと。

1番上の姉の自転車の後ろに乗ったら「しっかりギュッとして!」って言われて姉の背中にしがみついていたこと。

2番目の姉がミミズ腫れになりやすい私の頬が面白く、猫の髭みたいにスッと線を何本か引いて笑っている状況を母親にめっちゃ怒られたけど面白かったこと。

妹が2歳くらいの時に姉と私の間に入り両方の頭を寄せて頬をスリスリしてくれたこと。
多分自分しか覚えてないけど、全然忘れないし先でも忘れない気がする出来事😊


「リエゾン」という漫画にも書いてありました。

『子ども時代の幸福な記憶は一生の宝物になる』

『リエゾンーこどものこころ診療所ー』より


『リエゾンーこどものこころ診療所ー』より

多分今や忘れん坊の私の、忘れていない記憶は一生の宝物になっている幸福な記憶なんだろうな🙂

私たちがケアをしている家族の中には、とても複雑な家庭が沢山あります。

上記の漫画の一文にもあるように、

『すべての子どもが幸福に育つ環境はおそらく存在しない
だけど子ども時代の幸福な記憶は一生の宝物になる
子どもたちが、そんな日々を過ごせるよう切に願い手を差し伸べる』

『リエゾンーこどものこころ診療所ー』より

ですが、その中でも形や大きさはどうあれ、子ども達にとって幸福だと感じることが出来る時間を作れたら、それを大人になっても覚えていられる幸福な思い出が1つでも多く作れたら。

多分その子は、また同じように幸福な思い出を作ってあげられる親になってくれると思います😊
私たちは対象利用者さんだけを看ることはありません。その家族や背景も看ていきます。

どんな環境下であっても私たちの介入がその家族の宝物の記憶を作れるように、これからも頑張ります😊


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