やっぱりWワークなんだ、私(検証前編)

先週でパン屋さん勤務が終了しました。
しばらくは本業(デザイン)に力を入れる、シングルワークです。
でもまたパン屋さんで働きたいと思っているので、パン屋さんの求人は
引き続き探しております。

自分でも、まだパン屋さんで働きたいと思うことに
なぜだろう?と自問自答してみたところ、「パンが好き」はもちろん、
美味しいものを通して、知らない人とコミュニケーションを取りたいという
欲求があることがわかりました。

この結論が出る直前、大好きな中目黒の洋食屋さんに食べに行きました。
そのお店のメニューを制覇したいと思いつつ、いつも

オムライスにエビフライのトッピング

を注文してしまいます。
そして毎度、「あ〜、おいしい〜」と体の中から泉のように溢れ出る感動。
最後には何と言っても、お会計の時に必ず見られる、コックさんたちの
一瞬手を止めて、「ありがとうございます」とこちらに向ける笑顔。

もう、これぞ私が求める飲食店の理想型。
思い出すだけで、涙が出そうです。
私も必ず、「今日もとっても美味しかったです!」とコックさんたちに伝えずにはいられません。

これだ、と思いました。元々、人見知りの私ですが、
知らない人とコミュニケーションを取りたいという欲求があるのです。
矛盾しているようですが、多分、知らない人混じりの飲み会に出るとか、
昔のクラスの違う同級生など中途半端な知り合いと食事をする、みたいなことは苦手なのです。
だったらお互いに全く先入観のない人と、ゼロの状態で会話をしたいという
ことでしょうか。

さらに美味しいものを介しての、ゼロからのコミュニケーションは
私も相手の方も、ピュアな状態にあると思うのです。
立場や職業やプライドやらは、美味しいものの前には吹っ飛び、素直になる気がします。

パン屋さんを辞める決意をした後、偶然にも本業の仕事が少しずつ舞い込み始めました。
しばらくは本業に全力を注ぎ、一段落したら、また美味しいパン屋さんで、お客さんにもお店にも貢献したいと思ってがんばります。

つづく

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