なりたい自分を考えるから行動できる
なぜ、人は行動できるのかということを今日は考えていきます。
なりたい自分を考えるからこそ、行動できるようになるよなというお話です。
自転車にどう乗るかではなくて、自転車に乗ってどうしたいか?
これは娘と自転車練習をした帰り道での出来事がきっかけです。
現在、娘は自転車に乗れるようになるべく練習しています。
公園で練習した帰り道。僕はどうやって自転車に乗れるようになったかを伝え、妻は何度も転びながらも乗れるようになった経験を娘に話します。
それを伝えていた時にふと思いました。
自分たちの経験やHowを伝えることはしているけれど、なんで自分が自転車に乗りたかったのかっていう「Why」は伝えていないよな、と。
whyを紐解くと、自分が自転車に乗ってどんなことをしたかったのか、つまり、自分の「なりたい状態」を考えていたからこそ、当時一生懸命自転車に乗る練習をしていたんだなと思います。
よくは覚えていませんが、自転車に乗れるようになって友達と遠くに出かけたいといった理由だったと思います。
そこで娘にも「自転車に乗れるようになったら何がしたい?」と聞いてみました。娘の答えは「自転車の練習をしている公園に自分で自転車に乗って行ってみたい」とのことでした。僕からも当時の心境を伝えました。この「なりたい自分の状態」を共有できたことで、自転車の練習をやる動機が増したのか、次の日も公園での練習を頑張っていました。
この娘の例からも、なりたい自分を考えることが行動につながるよなぁと感じました。
学部生や大学院生に教える場面でもHowを伝えることに終始してしまいがちです。
技術を伝える場面はもちろん必要なんですが、加えてto beをお互いに共有してみると、その教育対象の方の行動が変わるきっかけになるかもしれませんね。
今後の教育の場面で心がけて行きたいなと思っています。
日々のto doの中に将来のなりたい自分を考えた上での行動を混ぜてみる
自身の行動についても、1年後、5年後や10年後になっていたい自分を考えてみることでやりたいこと、やらなきゃいけないことが見つかるようになるんだと思います。
どこかのビジネス書や企業研修で話されるような内容かもしれません。
ただ、日々のやらなきゃいけない「to do」の中で、「to be」を考えた上でのものがいくつあるでしょうか?
娘との会話以来、将来のなりたい自分を考えるようになり、そこから見えてくるto doを日々の業務の中に混ぜて実行しています。
to doをこなしてホッとする、または仕事が終わらなかったと気分を下げるだけでなく、未来のなりたい自分を考えた行動をしてみるのがいいと考えました。
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