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フルマラソンに挑戦した話

1ヶ月も前のことですが、人生初のフルマラソンに挑戦した時のお話です。

毎年1回地元で開催されるマラソンで、いつかは絶対出たい!と思っていました。
実は過去2回、このマラソンに高校時代の友人とエントリーをしていたのですが、
1回目は積雪による中止、2回目はコロナの流行による中止でまだ一度も出場できていませんでした。

昨年の10月にエントリー締め切りで、ギリギリになって気づき
エントリーできる枠を調べると、10キロは定員に達して締め切り済み。
残すはフルマラソンか5キロの二択でした。
「どうする?5キロにしちゃう?(初めてで少しビビっている)」
と友人(仮称:あんこちゃん)に聞くと

「フルしかないっしょ」の即答
有無を言わさず、フルマラソンにエントリーすることになりました笑

ほんとはもう1人、友人(仮称:サカモチ)も過去一緒にエントリーをしていたので聞いてみましたが、マラソンの日がアーティストのライブとかぶっていたらしく、今回は断念。

あんこちゃんと2人で出場することになりました。

わたしがエントリーするとマラソンが中止になるという流れは今回で止まるのか、
ドキドキです・・・!

そもそもフルマラソンを走れるほどの体力があるのか?
と思いますよね。
お気づきの通り、高校時代陸上部ではあったものの長距離専門ではなかったですし、日々の運動は通勤の自転車か徒歩のみ。。
運動不足そのものなので、このままでは絶対に走り切れません。
あんこちゃんは長距離選手だったので、ポテンシャルはもちろん◎
このままではまずいと思い、エントリー後に走る練習を開始しました。

とは言っても平日は仕事でへとへとだし、土日は家のことをしてのんびりしたいしで、練習は週末に1回、走れて5キロでした。。
まず走りに行くぞ!という強い意志がないと、極寒の中外に出る気が起きません。。
週に1回は自分を奮い立たせて頑張りました。
新しいシューズ、ウェアもちょっとだけ買って少しでも気分を上げられるようにします。かたちから入るのも大事です。

マラソン当日まで1ヶ月を切ったくらいでしょうか。
一応あんこちゃんに走っているか確認をしました。

「今月(2月)から始める」とのこと・・・笑
でもわたしは知っている、あなたのポテンシャルを・・・
そして本番の日は迫り、実家に帰省しました🚗


フルマラソン本番前日、5キロにエントリーしていたまた別の友人(仮称:やっちゃん)から連絡がありました。
「これからプリンを届けに行ってもいい?」
最高かよ!!
近所に住んでいるので、野菜届けに行っていい?を昔からよくやっていて、なんかこの感じ懐かしいな〜笑と思いながら、玄関でおしゃべり(^ ^)
明日頑張ろうね!でバイバイしました。
もらったプリン、めちゃくちゃ美味しくて最高だったよ!
その夜は、テレビで激アツ世界卓球決勝を最後まで見届けて、眠りにつきました。


そして本番の日の朝☀️
天気は晴れすぎず、気温も低すぎずでちょうどいい感じ
スタート地点まではシャトルバスで向かいます。
あんこちゃんとはスタート地点の陸上競技場で合流。
あんこちゃんは家から走って競技場まで来たそう笑
ちゃんとアップしててえらすぎる笑

競技場はアップ会場のため、出場ランナーたちがトラックを走っていました。

なつかしい競技場

高校生ぶり?の競技場、部活をやっていたころに出入りしていた玄関から入ってトラックに出る途中、高校時代の顧問の先生に遭遇!
全然変わってなくて安心しました笑

一応私たちもアップでトラックを走りました。
トラック走るの何年ぶりなの!?
めちゃくちゃ気持ちよかったです。
いよいよスタートの時間が近づき、荷物関係はあんこちゃん弟に預けました。マネージャーしてくれてまじでありがとう!
あんこちゃんお兄さんご夫婦にもお会いできてよかった(^_^)v

スタート位置は申告タイムを6時間(制限時間は6時間)にしていたので、スタートは最後のブロック。
走り出せるまでどのくらい時間がかかるんだろう・・・と思っていましたが
号砲がなってから3分ほどで走り出せました!
スタート地点には、オリンピック金メダリストの野口みずきさん、箱根駅伝山の神と呼ばれし柏原さんがゲストランナーできてくれていて、ハイタッチをしてスタート!

制限時間6時間ですが、ところどころに関門があり、各関門が閉まる時間までに通過しなければなりません。
この関門をクリアできないと後ろから来ているバスに回収され、ゴールまで送り届けられるのでこれは絶対に避けたい!
制限時間と1キロのペースを計算すると、大体1キロを8分半くらいで走らないと難しそう。。
ただ、2人で走っていると体も軽くて呼吸も楽!
ベラベラ喋りながら、ちょうど良さそうなペースで走っている人について言ったらあっという間に第一関門をクリアしていました。1キロ6〜7分くらいで走れていたようです。
このまま行ければ意外と余裕かも?と思った矢先・・・
15キロ付近で、呼吸は楽なのに急に足に来ました。。
重た痛いというかなんというか、ちょいちょい歩かないと辛い状況に。
でも歩きから走り出すのが一番しんどいんですわ・・・
練習で5キロしか走っていなかったのを悔やみましたね。

しんどいのはしんどいんですが、沿道には地元の方が応援に出てきてくれていて、頑張れました!
母の職場の方がわたしの名前のうちわまで作って応援に来てくれていて笑
応援の声を聞いている間は、不思議と足が軽くなってほんとに応援の力ってすごいな〜と思いました。陸上をやっていた頃も、そうだったな〜(しみじみ)

マラソンコースのところどころには、給水と軽食ポイントがあり、ほんとにこれには救われました!
ただ、最初の軽食ポイントであんぱんがあったらしいんですが、私たちが通過する頃には売り切れてしまっていたようで笑
次のポイントまで耐えよう・・・と思っていたら、沿道でイチゴをわんさか用意してくれている人がいて、ほんとに神!イチゴパワーで頑張れました
ただ足が痛いのは変わらずで、あんこちゃんに「無理〜!待ってえ〜」を繰り返していたら、最初は一緒に歩いてくれたあんこちゃんも痺れを切らし、
「歩くと余計キツくなるから無理〜!」と言って颯爽と駆け抜けて行きました。
中間地点についたあたりで、あんこちゃんお兄さんはもうゴールしており、異次元でした。。他にもすでにゴールしている人がいっぱいいて、倍のスピードで走り続けられるってどういうこと!?
ハーフマラソンだったらゴールなのに・・・まだ半分か、、
軽食ポイントであんこちゃんに追い付いては離れ、追い付いては離れができたのも25キロ地点くらいまで。
25キロからは完全に置いていかれ、ソロタイムがスタートしました。

意外と1人でも根性で走れるもので、近くに同じくらいで走っている人を探してなんとか足を動かしました。
バックプリントに「大丈夫」と書いているTシャツを着たおじいちゃんがいい感じのペースだったので、しばらくついて行かせてもらいました笑
さて、しばらく大丈夫おじいちゃんについて行ったところでようやく見えた、最後の第5関門。
第5関門の役員の方が中学校時代の顧問で、感動の再会!?
「なんでお前走ってるんだ??笑」と言われました笑
全然お変わりなくでしたね。さすがです。
わたしが走ることを好きになったのもその先生のおかげでもあったので会えてすごく嬉しかったです!先生のおかげでめちゃくちゃ元気になり、体も軽くなりました。
ちょうどこの後、最後の折り返しポイントを折り返してきたあんこちゃんとすれ違うことができ、追加の元気ポイントゲット。
さあ、ラスト7キロだ!

ラスト5キロを切ったところが、距離ミスってるんじゃないかくらい、えぐいほど長くて、一番きつかったです。。
沿道でゴールタイムの目安を教えてくれるおじさんがいて、このままだと5時間40分だぞ〜と言われ、なんかタイムのことを言われると頑張れるもんですね。
歩こうとしたところをぐっと耐えて走るのを再開しました。

ラスト500メートル。
ここからは絶対歩かんぞ!と自分に言い聞かせながら精一杯のラストスパート(絶対めっちゃ遅い)。
そしてゴールできました!!!

ゴールタイムは5時間30分
制限時間の30分前になんとかゴールできました。
バスに回収されることなく、ゴールできてよかった〜〜!
あんこちゃんはわたしよりも30分ほど早くゴールしていたようで、迎えにきてくれました
お互い無事ゴールできてよかった!
あんこちゃんと一緒にゴールできなかったのが悔やまれるけど、まじで達成感!ありがとう!

ゴール後は、完走の証としてレイをかけてもらいました。

これがレイです🌺

東北のハワイと呼ばれる地なのでね。
あんこちゃんお父さんに記念写真も撮ってもらいました

ランナーには秋刀魚のつみれ汁をいただける特典があったので、あんこちゃんとあんこちゃんお父さんと3人で美味しくいただきました🙏🏻
寒い中の秋刀魚のつみれ汁、最高に沁みた・・・


初めて挑戦したフルマラソンは、苦しいポイントもたくさんあったけれど、
やり切れたことが一番大きかったな〜と思います。
自分の人生でまた一つ、思い出ができてよかった!
ただ言えることは、フルマラソンに出るならば10キロ以上走る練習をしよう!ということ笑
あとは、出るならハーフマラソンがちょうどいいかも笑



完走から1ヶ月経ちました
まだ膝が痛いです泣

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