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脳のトリセツ

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知っているようで知らない脳の仕組みやクセを知って、もっと上手に脳と付き合う方法を身に着ければ、人生はさらに豊かになります。 『脳のトリセツ』のタイトル通り、脳の取り扱い方について… もっと読む
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2022年9月の記事一覧

微笑みの連鎖が広がれば世界はきっと変わる

今朝たまたま目にした投稿です。 草場さんは、焼き物の手法を取り入れた陶彩画の作家さん。驚くほどに美しい菩薩や龍を描かれます。 この方の描いた弥勒菩薩さまに一目惚れして以来、機会あるごとに個展などに足を運んでおります。 ・ ・ ・  微笑みの連鎖を広げる◆心を写す脳とは さて、本題はミラーニューロンです。 wikiに簡潔な説明があったので引用します。 行動の表面的な形をマネするだけではないというのがすごいですね。 そこに現れている感情的な部分まで写し取っているらしい。

「ダメ!」と言われると、やりたくなるのはなぜ?

子供の頃、お母さんから言われませんでした? 「イタズラしちゃダメでしょ!」 「騒いじゃいけません!」 「いつまで起きてるの!」 こんなふうに「ダメ!」「ダメ!」「ダメ!」って言われると、かえってやりたくなる。 それは子供ばかりじゃありません。大人だって同じです。 ですよね? どうしてそうなのでしょう? なぜわたしたちは「ダメ!」と言われること、ダメだと分かっていることをやってしまうのでしょうか? それにはちゃんと理由があります。 これ実は、脳ミソ君が生まれつき持って

インプットに集中した後に時々、なぜか訳もなくイライラすることがある。 たぶん脳が飽きて退屈して、遊びたがっているのだろうなあと思う。 なので、そういう時にはシンプルなアウトプットをする。 たとえば簡単な料理を一品作るとか。 脳は何かを作るのが大好き。 美味しい食べ物も大好き。

40代までの脳は、まだまだ成長期!?

前の記事で ということを書きました。 この記事がなぜ生まれたのかといいますと、まずは私がまさにその世代にいること。そして、私の周りにいる同世代の友人たちを見るに、思い当たることが多かったからです。 そんな人が多くいるなあと実感しています。   50~60代という世代。 世の中的には「おっさん・おばさん」で十把ひとからげに扱われます。 でも「おっさん・おばさん」は、戸籍上の年齢のことではありません。 そういうメンタリティを持っている人たちを指しているものだ、ということ

成熟した「大人脳」が世界を変える

一つのウイルスが発端をなって、世界中が大変革の波にもまれています。 その中にあって日本は旧態然というか、まどろっこしいというか、変化が出来ずにいる。重すぎる。 今、多くの人がそう感じているのではないでしょうか。 組織の上の方にいる人たちや、地域・家庭で決定権を持っている世代が時代の変化に対応できていない。従来の価値観を変えることができない。 つまり、いわゆる ”おっさん・おばさん世代” が足を引っ張っている。 そんな言われ方も耳にします。 うん、わからなくはないですよ

noteアレンジ術を、人生ナビ流に考えてみた

noteの仕様はいたってシンプルです。 余計な装飾や余分な機能が排除されています。 あらかじめ1から10まで型が用意されている今どきのアプリとは一味違う感じですね。必要以上に作り込まれていない。 つまり、買ったばかりの白紙のノートのよう。 だからこそ、必要性に応じて各自が工夫できる余地があると言えます。 言うなれば素木の積み木です。最初から出来上がりも組み方も決まっているレゴとは遊び方が違います。 noteの自分のアカウントをどんな世界にしたいのか? 読んでくれる人に何

脳へのインプットを止めると、心がアウトプットを始める

前回この記事で書いたことなんですが――― 運動指令(脳から体へのアウトプット)と同時に、身体の状態を感じる(身体から脳へのインプット)ことは出来ないという話。 これは、逆の流れで考えてみると、身体の状態を感じている時には脳はアウトプットできない、ということでもありますよね。 瞑想中に起きていることって、これかな、と、ふと気づいたので、今日はそのことをシェアします。 身体の存在感が薄れていくと起きること瞑想に慣れてくると、坐っていることが身体的に楽になっていきます。 と

神経は片側通行だって知ってました?

『神経は片側通行だって知ってました?』 このタイトルを見て、 「うんうん、そうなんだよね」 と思ったあなたは、偉い! わたし、人生を半世紀以上やって、ようやくこの原理を知りました。 何の話かといいますと「運動神経」と「感覚神経」のことです。 脳は、運動指令を出している時には、「感覚」を受け取っていないんです。 (同時には、っていうことですよ、あくまで) ヨガが教えてくれた身体の仕組みこのことに気づかせてくれたのは、わたしの尊敬するヨガの先生です。 4年間ほど毎週お世