「ダメ!」と言われると、やりたくなるのはなぜ?
子供の頃、お母さんから言われませんでした?
「イタズラしちゃダメでしょ!」
「騒いじゃいけません!」
「いつまで起きてるの!」
こんなふうに「ダメ!」「ダメ!」「ダメ!」って言われると、かえってやりたくなる。
それは子供ばかりじゃありません。大人だって同じです。
ですよね?
どうしてそうなのでしょう?
なぜわたしたちは「ダメ!」と言われること、ダメだと分かっていることをやってしまうのでしょうか?
それにはちゃんと理由があります。
これ実は、脳ミソ君が生まれつき持っている性質です。
脳はへそ曲がりなのか?
脳ミソ君って、生まれついての天邪鬼なの?
反抗心のかたまり?
ひねくれ者?へそ曲がり?
いえいえ、そうではありません (^^ゞ
実は脳ミソ君って、述語を認識できないんです。
言葉を受け取った時、動作ではなくて、状態をイメージするんですね。
つまりどういうことかと言うと……
「○○してはいけない」と言われたときには
その「○○」の部分だけを認識します。
というか、それしか認識できないんです。
なんとなく答えが見えてきました?
「イタズラしちゃダメでしょ!」
と言われたら「イタズラ」が頭に浮かぶ。
「騒いじゃいけません!」
と言われたら「騒いでる」状態が頭に浮かぶ。
「いつまで起きてるの!」
なら「起きてる」姿が頭に浮かぶ。
つまり、否定形の命令形は、脳ミソ君にはまったく通じない、という言うことです。
願い事はなぜ肯定形で書くのか?
アファメーションやお願いリストでは「必ず、肯定的な表現で書きましょう」と言われる理由がここにあります。
否定形で願い事を書いてしまうと、その「願ってない状態」がイメージされて、いわゆるネガティブな引き寄せを生んでしまうんです。
「もう絶対に遅刻しない!」
「夜更かしはやめる!」
「お菓子は食べない!」
あなたが毎朝毎晩心を込めてそう唱え続けたとしても、あなたはまた遅刻します。今夜も夜更かしするし、明日もまたお菓子に手が伸びます。
だって、そう願ってしまっているんです。
だから、そうなります。
それが、脳のデフォルトだから、逃れようがないのです。
脳に言うことをきかせるには?
このカラクリ、分かっていただけました?
だとしたら、賢いあなたはすでに、上手に脳ミソ君を動かす方法にも気づいていますよね。
そうなんです!
つまり、すべて肯定的に考えること。
行動をイメージして、望ましい状態を描くこと。
「もう絶対に遅刻しない!」
ではなくて、例えば
「約束の10分前に着く」
「夜更かしはやめる!」
の代わりに
「毎晩11時にはベッドに入る」
「お菓子は食べない!」
と言わずに
「健康的な間食を取る」
とか
「三食だけしっかり食べる」
など。
あなたの望みを実現させるための具体的な行動を考え、肯定的な表現で上手に言い換えればOK!
望まぬ現実を引き寄せている?
それが現実として実際にうまくいくかどうかは、他の要素も絡んでくるので、短絡的に「できる」とは言えません。
でもこれで、少なくとも望まぬ結果を引き寄せることは無くなるはずです。
言葉が心に及ぼす影響力は、他者ばかりではなく、何よりもまず自分自身に対してとても強大です。
日本では古来より「言霊(ことだま)」と呼ぶほどに。
脳ミソ君は言葉に敏感です。
だから、上手に話し掛けてあげると喜びますよ(^^)
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