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~2021日本語ラップ1月個人的ランキング~

ということで、今まで誰にも見せずにシコシコ書き溜めていたものをここで発表します。一年以上前のランキング何で誰も興味ないと思いますが、しばしお付き合いください。

第1位
SPARTA Nobody ft. BIM

MVなどの映像作品も手掛けるSPARTAですが曲のほうもかっこいいです。時々ラッパーのMVのクレジットに彼の名前があるのでチェックしてみてください。

曲の方は癖になる声とフロウも最高ですしBIMとの相性もいいです。なんといってもHOOKとBIMの入りが最高ですし、lyricも最高です。何回も聞くというより大切に聞きたい曲です。

あと、BIMの「ワタシハコレガスキ」はTERIYAKIBOYSのTOKYODRIFTからのサンプリングだと思います。

第2位
FNCY TOKYO LUV (Prod. : Jengi)ZEN-LA-ROCK / G.RINA / 鎮座DOPENESS

こんなん好きに決まってるじゃんとキレたいです。
ZEN-LA-ROCKがいると締まりますし、G.RINAは言わずもがな。この2人がいるので鎮座も自由にできますしめちゃくちゃ相性がいいと思います。

第3位
BAD HOP No Melody feat. Benjazzy, Leon Fanourakis, Hezron & T-Pablow

BADHOPは「BAD HOP WORLD DELUXE」から入りました。前作からコンセプトとか方向性変わったと思うんですがどうなんですかね。FLEX具合が苦手だったのでこっちのが圧倒的に好みです。

BADHOPの曲ではありますがLEONのバースは今年これ超えれるバースある?と心配になりました。

第4位
BAD HOP Championship feat. G-k.i.d, MC Tyson & KOWICHI

バースの始まりからHOOKに向けて徐々に成功に向かっていくのが良いですよね。例えばG-k.i.dはバースの前半で

テープが擦り切れるほど見てた名シーン
あの人は画面賑わす連日
Hoodに勝利もたらし上げる景気
いつかそうなれる為にイメージ
夢みたいなLife 雲よりも高い
Rolls Royce乗り込み転がす未来
そんな生活目指し上がる上に

というようにTVで活躍する「あの人」に憧れ、いつか自分もそうなりたいと願うだけの少年時代を歌っています。「それは夢みたいなLife」とも言っているのでその憧れは現実味のない夢のようなものだったんだと思います。

「あの人」は特定の人ではなく当時のラップスター達のことをまとめてさしているだけでしょう。そして後半では

一回戦ボーイからChampionのステージ
何もないとこから今MillionのLife
予想超えるほど上がっていく期待
常に勝ち続けなけりゃならない
夢みてたヒーローのように

と言っています。前半を「何もないところ」「一回戦ボーイ」と表現し、そこから「championのステージ」、「millionのlife」と成功した様子がうかがえますね。そして「予想超える程~」からHOOKにかけて成功した後の苦悩について語っています。

輝くSpotlight 夢見た当時
重ねた問題 振り切るように
後ろ振り向かずに抜けたコーナー
レースのように追われ続けるLife
浴びてるSpotlight 思い描いてた通り
心配ならもうない 光ってるTrophy
一度でも負けりゃ何も残んない
何度勝ち続けても終わりはない

「輝くSpotlight 夢見た当時」「浴びてるSpotlight 思い描いてた通り」と夢をつかみ成功した様子を歌い前半のバースを回収しています。

そしてその成功は
「後ろ振り向かずに抜けたコーナー」
「レースのように追われ続けるLife」

と目標に一心不乱に向かい続けた結果の成功であろうと言えます。

「心配ならもうない 光ってるTrophy」と実績が自信につながっている感じもします。

後半のバースとHOOKでどちらにも共通しているのは一度頂点に立った以上そこから勝ち続けなくてはいけないということです。

一度でも負けりゃ何も残んない

Zeebraなんかもアルバム永遠に出しませんがハードルが上がりきってしまっておいそれと出せないんだろうと思います。ハングリー精神あふれる曲もいいですがここまで僕たちは成功しきりました。と歌っているのも清々しくていいですね。

第5位
Al Cizarr Nina prod by StarBwoyWorks

ジャマイカ出身、東京育ちの話題のアーティストAl Cizarrが地元での過酷な生活を歌った曲。

日本語ラップに分類していいかはわかりませんがめちゃくちゃよくないですか?

第6位
TOFU SAKURA feat. week dudus (prod. Homunculu$)

これ確か日付変わった瞬間upされたんじゃなかったかな。なんとなく良い1年になる気がしました。

第7位
Leon Fanourakis CHAMPION feat. LEX

LEONはライブ見に行ったころで一気に好きになりました。この曲はLEXなしでの披露でしたが、めちゃくちゃ盛り上がりました。

第8位
VaVa Sekai feat. Koedawg

VaVaのオタク知識ってMSCが物騒なこと歌ってるのに近い疎外感を感じるんですよね。ときメモやったことないし、売人をビール瓶でぶん殴ったこともないんで、理解できない具合でいうと同じぐらいです。でも曲は最高です。

第9位
KID FRESINO Girl got a cute face ft. Campanella

第10位
MIYACHI and Matt Cab Famima Rap

自分が一番好きなコンビニはファミマです。他は認めません。
↓制作過程もupされているのでぜひ。

第11位
梅田サイファー HEADSHOT pt.2

赤レンジャー打ち抜くジョンデリンジャー
離れ技次から次連射
エントランス爆破燃ゆる天守閣
I'm a redram鏡越しにチェックアウト
現場血の海アンダーテイカー
傍目から見ても分かる別格
練炭gimme gimme甘えんな
流れ弾注意しなholla!!head shot

lyric by R指定

R指定のlyricで、赤レンジャー、燃ゆる天守閣、血の海、流れ弾{naga(red)dama}、アンダーテイカー(エディ・レッドメイン主演映画)、redman(USのラッパー)と「赤」でつなげつつ韻も踏んでいくラインは流石としか言いようがないのですが、KennyDoesのバースには頭撃ち抜かれるくらい衝撃を受けました。いい意味で一体どこに音感あんねんと言いたくなるくらいずば抜けてリズム感が良いです。テークエムも今年アルバム出しましたし梅田サイファーの勢いはすごいですね。

第12位
Leon Fanourakis BEAST MODE feat. JP THE WAVY (Prod. JIGG)

第13位
HARDVERK NO PAIN NO GAIN

烈固も所属しているHIKIGANESOUNDからHARDVERKの3rdアルバム
結局こういうのが好きなんですよ。

第14位
般若 覚えてる

般若はこっちの状況にかかわらず背中を押してくれます。それが助かる場合もあれば迷惑な場合もあります。

第15位
O-PUSH MOVIE STAR

第16位
YOSHIDA-K MY BLUES feat.SHINMA a.k.a DOGMA

この中で一番リピートしたのはこの曲。本当に良い。

誰もいなくなった公園で一人思い出してる
生まれ育った町今も心の中残ってるあの景色
覚えてる忘れてないさ記憶のアルバム
きっとずっと色褪せない

自分語りで申し訳ないのですが、私の地元には子供がいないので私が小学生の時によく遊んでいた小さい公園ではもう誰も遊んでないんですよね。遊具も錆びて草もボーボーで子供の声が聞こえないのが少し寂しい気持ちになるんですが、どんなに廃れようとも私の中の原風景はあそこにしかないんだなということをこの曲は実感させてくれます。

第17位
gable&careless music

平凡な曲な気がするのですがなんか入れました。

第18位
NORIKIYO Barber Shop Yokonaka

このアルバム全9曲無料で公開されたんですよね。聴けばわかりますが「そういうコンセプト」のアルバムです。この曲に関して、高品質なバッズはトリミングの必要があるらしいのでそれを指してBarber Shopなのかもしれません。

第19位
Leon Fanourakis ZEKKOCHO (Prod. U-LEE)

Leonが新しいことに挑戦したなという一曲。かっこいいけど一遍当なところもあるのでいい挑戦だと思います。

第20位
MC TYSON Marathon Continue

本当に器用だし何でもできますよね彼。ChampionshipとImTでもZeebraサンプリングしてましたし本当に好きなんだろうなと思います。

第21位
PEAVIS Keep Winning feat. KAISHI

第22位
紅桜 What's My Name? feat DJ A's (DJ KAJI Remix)

第23位
リトルLITTLE same name

これは完全に英語のほうの「りとる」に軍配が上がりましたね。キャリアが違いすぎますが内容も圧倒的でした。

第24位
MASS-HOLE 82dogs feat. ISSUGI

第25位
MonyHorse Look Up (Prod. U-LEE)

いつかモニチキバーガーも食べに行きたいです。

第26位
NO NAME'S IGP

これZeebraのラジオWREPでも流れました。

第27位
TKG どうこりゃft.$ORA

紅桜と同じく津山出身の彼らですがうまいこと方言をラップに取り入れてるなと思います。その影響だと思いますが、フロウも言い回しもかなり攻撃的になっていてオリジナリティが感じられるので良いです。SORAはTikTokで曲をバズらせようと頑張っているので応援してあげてください。今のところそこそこ成功してると思います。

第28位
次郎(仮名) MASTA-PLANNA

「韻」だけで構成された曲。韻をたくさん踏んでいるとかではなく本当に韻だけです。接続詞も含めてすべて踏んでいるので一聴の価値ありです。

また、彼は「真逆様」という明らかに人知を超えた曲も作っているので別の記事で紹介したいです。

第29位
句潤 メインディッシュ (Scratch by DJ TAKEFUNK)

句潤の曲は聞き終わった後何も印象には残らないんですが、聞いている最中は本当に気持ちいいんですよね。音に溶け込むようなフロウは本当に天才的だと思います。

第30位
Kazuo x Taha HOMELESS!

第31位
NORIKIYO Money Talks

第32位
VIGORMAN Woh!! (Prod.Dr.BEATZ)

第33位
Kamui Kopy Cat - (prod.MURVSAKI)

MURVSAKIのやらかしでMV消されていました…。当然です。

第34位
NORIKIYO Cheap Ambition

第35位
Foolsdayboy Flagship (Prod.WooRock)


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