見出し画像

食事は日本がいちばん それでもハワイに帰ったら食べたいと思うもの

いつも食事は日本がいちばんだと思っている。

次の一時帰国では何を食べたいかのリストが、常にiPhoneのメモに書いてある。コロナ禍で帰国が簡単ではなくなった今、そのリストは長くなるばかりだ。

それでも、ハワイ在住年数が長くなるにつれ、日本に滞在している間に「ああ、ハワイに戻ったらアレが食べたい」「やっぱりアレはハワイで食べるのがいちばんおいしい」と思うものが出てきた。

ひとつはポキ。

ハワイを訪れたことがある人ならきっと一度は聞いたことがあるであろう、ロコのソウルフード。

メジャーなのはマグロを使ったもので、醤油やごま油などに生のマグロを漬け込んで作る。

スーパーなどでも売られているが、専門店がいくつもあり、ロコなら贔屓にしているポキ屋があるという人が多いのではないだろうか。

スパイシーなものや海藻を混ぜ込んだものなど、店ごとに種類もいろいろ。
ごはんにのせたポキ丼は、今やロコのランチの定番メニューだ。

ハワイでは生のマグロが手に入りやすいとはいえ、正直日本のマグロの刺身と比べると、味が淡白でイマイチ。

おいしく食べられるように漬け込んでポキにしたのは、素晴らしいアイデアだと思う。


画像1

もうひとつはベトナムの麺料理、フォー(Pho)。

スープに米で作られた麺が入っていて、牛しゃぶ、ミートボール、シーフードなどの具材を選ぶ(画像はクラブミートフォーと呼ばれるもので、スープはトマト味。一般的なフォーとはスープの色が違う)。

日本人がラーメンを食べる感覚で、フォーを日常的に食べるロコは多い。

「ハワイなのになんでベトナム?ハワイの麺といえばサイミンじゃないの?」と思われるかもしれないけれど、実際サイミンの店よりもフォーの店の方が数が圧倒的に多い。

ハワイにはベトナムからの移民が多いことが理由だと思われる(余談だけれど、ハワイにあるリーズナブルなネイルサロンには、ベトナム人が経営している店が多い。一度理由を尋ねてみたところ「ベトナム人は手先が器用だから」だそうだ)。

付け合わせで出てくる生のもやしやタイバジルをたっぷりのせ、レモンを絞る。

テーブルに置かれたスパイシー系のいくつかの調味料を自分なりのカスタマイズでスープに入れ、食す。

定期的に食べたくなるマジックでもかけられているかのように、気がつくとまた食べに出かけている。

書いているうちに、また食べたくなってきた。

明日のランチは、ポキ丼かフォーにしよう。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?