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「61のkimie」娘と一緒にズリバイしてみて見えた世界

仕事も休み、予定もない。
今日はなんにもない日だ。

買い物にも、出かける気力ないので本当に本当になんにもない日。

と言いつつも、ひとりダラダラと寝てはられぬ。家事、そして娘との生活がある。だったら今日は娘の目線を思う存分体験しようではないかと試みる。

ズリバイしてみた

娘7ヶ月。彼女にとって和室は稽古場のよう。コロコロコロコロと毎日が転がり稽古なのだがここ最近、前進する事を覚えてきた。 

右手を出し身体をひねらせ足で床を蹴る。次は左手。また身体をひねり膝と足で床を蹴る。狙った獲物は逃がさない。標的のおもちゃを目掛けてまっすぐな瞳で突き進む。

真似してみた。


死んだ。

日々の運動量がいかに少ないかを体感。ズリバイってよく考えたら、というか当たり前なんだけどもほふく前進ではないか。

彼女はこうして毎日鍛えて、初めての歩行へ向かっているのか。尊敬の念を抱く。

そしてよく親がやる(?)ズリバイやハイハイを促すためにおもちゃをあえて遠くに置いたりする行為。親心としては成長を促すためにしているのだけど、それももしやありがた迷惑ではないか(そんな事をしなくても自分でやるわ)と娘の声が聞こえてきたような。あなたの運動量をなめていました。

「娘よ、すまぬ。」

そして和室にはセンタースペースは広くとっていておもちゃをいくつか置いてあるのだが、気づいたら部屋の隅まで転がり、壁をガリガリしたり、うつ伏せになり畳を舐めたり、
(そんなに美味しいのか)
洗濯物がかかってる方に行き引っ張ってキャッキャ言っているし、

「なんでそっち行くのーーーー?」と突っ込みたくなるような、そんな動きをしていたのだけど、彼女と同じ目線になったら、断然そっちの方が楽しそうに見えた。このデンジャラスゾーンを冒険したくなる気持ち。なんというチャレンジ精神なんだ。そしてこうして安全と危険を覚えていくのだなと。

ズリバイだけでなく、
テーブルをペタペタ叩いてみたり、
うつ伏せで腕をたてオットセイのような姿勢をとってみたり(これは結構腰にくる)

こうして娘と同じ動きしてみたら、彼女の見えている世界が少しわかったような。

床から見上げるこの世界
それはとてつもなく大きく
とても刺激的だと...

そして同じ行動をする事で親も共感力が向上。そんなふうに思ったのでした。



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