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いざ!横浜へ!

などなどなど
様々な疑問符を抱えながらも新居である横浜へ向かいました。

義母の口利きで一軒家の社宅を用意してあるとのことで
楽しみに向かいました。
何と言っても全国規模の大会社の社宅ですし
そこは重役クラスの人しか住めない社宅だというのですから。

そして到着した私の率直な最初の感想は
「え?ここ?」という感じでした。

貧しいながらも
田舎の広い敷地で育った私には
本当にウサギ小屋のようにしか見えませんでした。

「でもこれが都会なんだろうなあ」と思い直し
家に入ると
がら〜んとして布団も一組しかなく
あとは小さな引き出しが一つポツンと置かれているだけでした。

ふと
その小さな引き出しを開けてみたところ

何と、中には
ジャラジャラとたくさんのパチンコ玉と
たくさんの質札が入っていただけなのでした。

「えーーー???」と思いましたが

逃げ帰るでもなく
またそこでも気を取り直して

お茶碗2つ、お箸2つ、お布団二組から自力で揃えていくことになったのです。

マイナスではないものの
本当にゼロからのスタートとなった新婚生活の始まりでした。

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